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2024年4月 B'Cebu 視察報告


私(西)の初めてのフィリピン出張はB’Cebuから訪問させていただきました。日本人マネージャーの栗原さんにご案内いただき、副校長でありマネージャーも行っている田島さんともお話をさせていただきました。同校はバギオに3キャンパスを構えるAPI BECIの姉妹校で2023年にオープンし、現在も進化をし続けています。


空港ピックアップ体験をしてみたかったため、同校にお願いし、学生さんと同じような形式でピックアップをしていただきました。わざわざ栗原さんがお出迎えしてくださいました。到着後は合流予定の当社の別のカウンセラー(石田)を待つ間にお部屋に案内していただきました。


合流後、最初に連れて行っていただいたのはカフェ。マンゴースムージーがとぅるとぅるでお勧めとのことでしたので、そちらをいただきました。気温32度と汗が止まらない状況でしたので、よく冷えたまろやかなマンゴースムージーは最高でした。


ピックアップの際に降車したパーキングの先に看板があり、その先にアカデミックオフィスがございます。


土曜日の訪問でしたため、オフィス内は真っ暗でした。(映りたがりな石田です。)


ドアを通り抜けると長い廊下が広がっており、ちょうどお掃除をしている最中でした。


こちらがお掃除完了後のお写真です。


廊下右手のグループクラス用のこちらの教室にて同校の特徴や強み、カリキュラムも詳細などをご説明いただきました。


同校はマクタン空港から車で20分という好立地です。近すぎると空港からの騒音問題、逆に遠すぎると到着時や帰国時の移動が大変ということで同校の立地は絶妙な距離となっています。特に最近では深夜の帰国便を利用する日本人留学生も多いため、帰国時の移動もスムーズに行うことが可能であることは大きなメリットとなっています。


元々バギオにキャンパスはございましたが、セブに留学する学生さんとバギオに留学する学生さんは期間の違いや留学地選びの条件の違いがあります。同校を開校するにあたってバギオとの違いを理解し、セブ留学に合わせてカリキュラム等の改善を行っているため、良いとこどりとなっています。


例えばAPI BECI The CAFE はヒーリングキャンパスとも呼ばれ、綺麗な朝日が昇る自然の中でのびのびと勉強したい方、API BECI City Campus は大人向けでワーケーションをしたい方、API BECI Spartaは純粋なスパルタ希望の方と各校ターゲットを絞り、同じ目的の人と勉強ができる環境が整っています。一方で、その分ミスマッチが起こってしまうリスクがあるのも否めません。それに比べ、B'Cebuではこのデメリットを見事に解消しています。B'Cebuのベースはセミスパルタとなっていますが、「さまざまな目的の人に合てはまる総合学校」という位置付けになるようなコースや設備を整えています。20年以上の歴史を持つBECIの姉妹校だからこそ新キャンパスでも確立された高品質なレッスン提供が可能となっています。


BECIで採用されているBECI EDUCAREは同校でも採用されています。こちらはQRコードをスキャンするだけで各生徒のスケジュール管理を確認することができます。BECIでは廊下のモニターでも確認ができますが、同校は今夏には全校生徒数600名にもなるため、敢えてモニターではなく紙ベースで可視化しています。モニターにしてしまうとかえって見にくくなってしまい、使い勝手が悪いため、紙ベースを採用しています。


出席状況も一目でわかるため、欠席や遅刻もすぐに確認できてしまいます。


4週間に一度プログレステストを実施しています。テスト指定日に全校生徒一斉受験を行っている学校も多いですが、同校では一人ひとりの入学日に合わせてきっかり4週間おきにテストを設定し、グラフで可視化しています。これだけの人数にも関わらず、スケジュール管理のプロもアカデミックチームにいるため、管理漏れも起きないそうです。学生管理を徹底していることがうかがえますね。


IELTSコース受講の場合には模擬テストや週ごとのテストの結果も一覧で確認することができます。実は、B'CebuのIELTSコースはPre-IELTS(IELTS入門)コースとなっており、学校としても強く推しているコースではございません。こうしたデメリットや懸念点もしっかりとお話いただけるので安心です。


IELTSの模擬試験結果を踏まえて講師から各技能ごとにコメントをもらえるため、弱点も客観的に知ることができます。


ESLに特化した学校でワーホリに行きたい方にもお勧めです。同校で人気No. 1のコースはSpeed ESLでマンツーマンとグループクラスをバランスよく受講できること、モチベーションによってオプションクラスに参加することが理由として挙げられます。長期(12週間以上)の場合はIntensive(マンツーマン6コマ)受講後にSPEED ESL(マンツーマン4コマ+グループ2コマ)と組み合わせることで、まずは英語を話すことへの恥ずかしさをなくし、グループクラスを受講することで人前で話すことにも抵抗がなくなります。恥ずかしがり屋な日本人にはぴったりな受講方法です。実際に組み合わせた学生からは第一章と第二章に分けることでリフレッシュすることができるとのことでした。


オプションクラスは基本的に3種類から選択可能です。VOCAを取れば朝夕取れるため実質2コマ分、NIGHTクラスは17時からの1コマのみですが、イディオムなどのインプット系とスピーチやディベートなどのアウトプット系から選べるので弱点を伸ばすことができます。友達作りや他の生徒との交流にもつながり、日本人生徒の参加率は約20%(一般的に10%を切るケースが多いです)と高めです。友達同士で参加する方もいらっしゃるそうでお互いに切磋琢磨しあうことができます。また、オプションクラスを取ることで、INTENSIVE ESLのグループがないデメリットもカバーできます。SELF STUDYはスパルタコースの生徒は必須で22時までみっちり勉強です。Educareを見て自分のテキストを使ったりパソコンでアプリ等を使ったりすることができるため、自分に合った勉強法を見つけることができます。


講師は正社員としてのみの採用となっており、IELTSコースの講師はESLの講師以上のレベルを求められます。同校のIELTSはPre-IELTSのため、具体的な目標のある方よりレベルアップしたESLを受講したい方に向いています。採用基準が元々厳しく、日本で言うハイスペック求人レベルのため、そもそもの応募が少ない中で採用しており、レベルの高い講師が集まっています。毎朝トレーニングを行い、3ヶ月に一度考査があるため、テストスコア+多方面からの評価で70%を下回れば即クビという採用されてからも厳しい評価制度が待ち受けています。


また、先生の質の高いバギオに3キャンパスを持つ同校なので「バギオから先生を引っ張ってきているのか?」とお尋ねしたところ回答が意外でした。BECIとB'CEBUで先生の採用を完全に分けているそうです。敢えてそうしている背景ですが『長期の留学生に英語を教えるスキル』と『短期の留学生に英語を教えるスキル』に違いがあるためです。土地柄、バギオでは長期の学生比率が高いため、必ずしもセブの留学生にフィットしないことが理由です。エリア(都市)によって採用方針まで変えているとは知りませんでした。


アクティビティはフィリピン人講師が同行するシティツアーやオスロブツアー、アイランドホッピングのみならず、ボランティア活動にも力を入れています。元々は孤児院への訪問を行なっていましたが、実際のフィリピン貧困層を見てほしいということで、バランガイに訪問を行なっています。フィリピン人にとって家族が1番大切で、お金がなくても皆でご飯を食べ、笑顔でいる人々と触れ合います。事前オリエンテーションでボランティアの意義や目的についてもしっかりとお伝えいただけるため、涙する生徒までいるそうです。学校主催のため先生も同行する点も特徴です。現在は月に一回の実施ですが、今後はさらに力を入れたいアクティビティのため、2週間に1回実施する予定です。


こちらは同校周辺マップです。初日にはマクタンニュータウンで買い物を行います。近隣にさまざまな施設があり、夜の時間に外に出たい場合もあるかもしれません。学校周辺の道は暗いため、門の目の前で待機している片道たった10ペソのトライシカル(自転車型のタクシー)を利用することをお勧めしています。無料シャトルバスも平日は18:30と21:30にございますので、ご利用いただけます。


同行は600人もの学生を受け入れ可能な多国籍校です。国際交流したい方、高品質なレッスンを受けたい方、築浅の綺麗な環境で過ごしたい方、マクタンの清々しい空気の中で過ごしたい方にお勧めです。周りには多くのやぎ、猫、犬、鶏がおり、カラオケをしている近隣住民もいるため、のんびりとした雰囲気の中でお過ごしいただけます。逆にベンチャー気質でない人や安定を好む方、明確なIELTSの目標点数のある方には向かないとのことでした。

栗原さんが熱のこもったプレゼンテーションをしてくださったため、カリキュラムや同校の強みについてが長くなりましたが、お次は施設です。


フィリピンのマップ、そしてセブのマップを壁に掲示しています。


セブの観光地を掲示したことで生徒同士の会話のきっかけ作りに役立っています。外部で英語を使うこともできるため、練習にもなります。


こちらはお役立ち情報の一覧です。お勧めのレストランや観光地のみならず、フィリピンで利用されているデリバリー(foodpanda)や配車サービス(Grab)等のアプリの使用方法まで掲示されています。バギオのBECIに専門のデザイナーがおり、最近はその方によってチラシを再デザインしてもらったことでオシャレになりました。


マンツーマンクラスです。先生ごとに各部屋を割り振られているため、先生独自の部屋を作ることができます。


教室内には冷房はありませんが、廊下のエアコンをつけ、各部屋に設置されている換気扇で冷たい空気を教室内に送り込んでいるため、しっかりと快適な教室で勉強することができます。


こちらはグループクラスです。モニターをメインで使用しますが、板書はホワイトボードを使うと圧迫感が出るため、周りのすりガラスをホワイトボード代わりにしています。そのおかげで座学<アクティブラーニングになっています。


ライトも可愛らしく星形のデザインがあります。細部までおしゃれですね。


アクティビティの一覧です。1週間で取得可能なダイビングライセンスのコース、ボクシングの案内から、ランドリースケジュール、学割を適用してもらえるレストラン情報が掲載されています。学校外で楽しむ工夫が数多くあります。


インフォメーションデスクにはフィリピン人スタッフまたは各国の学生マネージャーが常駐しています。お金などの重大な問題以外は9割方英語で解決可能だそうです。日本人マネージャーに日本語で頼りすぎない環境作りを徹底しています。


ハウスキーパーやメンテナンスのリクエストができます。


こちらは授業変更等の届出用紙です。


同校の掲示板で1番更新頻度の高いボードです。オプションクラスの案内や外出制限、マンスリーテストの受験日、ネイティブクラススケジュールなどのアカデミック系の情報です。スパルタコース受講者の外出の可否は公開処刑スタイル!


公式発表はこれからだそうですが、最近新たにオーストラリア人講師が加入したそうです。


ライブラリーは自習エリアとしてご利用いただけます。ライブラリーですが、書籍はなく、全て教材です。他のレベルの教材も確認することができるので重宝されています。


プレゼンテーションルームは70人弱の収容人数で入学式や卒業式などのイベントごと、マンスリーテストやレベル分けテストを行います。


こちらは本日のお食事です。お食事はセブの人気校と同じ外部ケータリング会社を使っています。


5種類のお飲み物がありました。レモン水、メロンジュース、きゅうり水、何かわからないフルーツジュース、紅茶がございました。全てトライしましたが、レモン水以外はとても甘く、冷水に落ち着きました(笑)


ハラルフードもしっかりご用意!奥に映っているフィリピンのパンが独特でしたが私個人としては美味しいと思いました。


フルーツもバナナとパパイヤ。南国フィリピンらしいですね。


ご飯も白米とフライドライスの2種類です。


日本料理ではございませんでしたが、どれも日本人に食べやすい味付けでした。


お野菜もしっかりとれます。


食事の時間には広々とした食堂にて学生さんたちが楽しそうにお話ししていたため、大変賑わっていました。


こちらが私のプレートです。初めての学食で色々食べたかったため、映えのない女子力低めの盛り付けになりました。


石田の盛り付けの方が美味しそうですね。


そして同校の管理能力の凄さを見せつけられました。こちらの空き瓶が食堂の机に置き去りにされておりました。それを見た田島さんはすぐに監視カメラで犯人探しを開始!これだけの規模にも関わらず、風紀の乱れを決して許さないB'Cebuのプロフェッショナルな一面を見ることができました。


こんな感じで色々なところに設置されています。校内の治安維持のためにすぐに解決に動いてくださる素早さに感動です。


駐車場に卓球台2台とビリヤード2台がごさいます。ビリヤードは最近導入したもので真新しい道具が揃っていましたが、お手入れが行き届いているため、卓球台もぴかぴかです。


次は学生寮です。


こちらは1人部屋です。セミダブルサイズのベッドです。マットレスはさらに厚みのある柔らかいものに買い換えました。とても快適な寝心地でアラーム必須の私ですが、とても気持ちよく目覚めることができました。


カーテンはとっても可愛らしくデザインしてあります。


こちらの家具が新しく各部屋に設置されました。上にはコートやカバンをかけることができ、下には靴を収納できます。靴を履く際に座ることができるのは高ポイントです。


冷蔵庫は冷凍庫室付きのサイズに買い替えられ、アイスもお部屋で食べることができるようになりました。


机の上にはウェルカムセットが用意されています。トイレットペーパーを持参しなければいけないことを知らない場合、到着後小腹が空いているかもしれないのでクラッカー、喉が渇いた時用にお水、教材を入れる用のバッグが用意されています。また、ウェルカムボードには一人ひとりのお名前を記載しています。全生徒に満足していただけるような気遣いが至るところにございます。おもてなし精神旺盛の学校です。


Wi-Fiは今までは2部屋につき一つでしたが、鉄板でできているドアが電波を邪魔し、接続が悪い時があったため、各部屋に設置するようになりました。生徒が快適に過ごせるような努力を惜しまず続けてくださっています。


ベッド脇にはライトとたくさんのコンセントがあります。電気の電源が遠いため、枕元に置くことで寝る前の一手間を省けるような配慮です。


お部屋の中にはハンガーラックも新しく設置されました。ハンガーも1人につき5本支給してあるため、持参の必要もございません。


バルコニーにも机と椅子があります。何用かと思いましたが、朝の時間にコーヒーを飲みながら勉強される生徒さんもいらっしゃるそうです。真面目な生徒さんが多いことがよくわかるエピソードですね。


こちらはシャワールームです。ユニットタイプですが、シャワードアがあることで全く気になりません。また、タオルや化粧バッグをかけたり置いたりできるスペースもあるため、お風呂後の荷物が多い女性陣に重宝されています。


シンクの下にも収納があるのは高ポイントです。


こちらはリビングありの2人部屋です。広々としたリビングにはソファと小机、勉強机がございます。のんびりくつろいだり集中して勉強したりと家のように過ごすことができます。


一人ひとりに南京錠付きの金庫もあるので防犯管理も安心です。


ベッドルームです。セミダブルですがベッドの間には十分な隙間もあり、寝顔などが気になる方はスーツケースを壁がわりにするそうです。


3人部屋はベッドの向きや配置を変更し、さらに快適に過ごせる空間となりました。講師同部屋の2+1も同じ間取りです。


3人部屋となると収納が減るため、壁に追加の収納場所を増やしました。上の箱はなんでもボックスです。


元々机の引き出し部分が下に出っ張っており、勉強中に膝にあたることが問題でしたが、全ての机の引き出しの下をすべて手作業で削り、その不快感も払拭されました。実際に当社の男性カウンセラーが腰かけてみましたが、全くあたりませんでした。少しギザギザであることは許してくださいとのことでした。


部屋からの夜景はこんな感じです。


プールは2メートルもの深さがあります。安全性に不安を感じる方もいるかもしれませんが、ダイビングのライセンスを取れるようにこの深さにあえて設計しています。


ダイビングライセンス取得の練習道具も全て用意されています。深さがあるため、ライフジャケットの貸し出しも行っています。


プール横にはなんと以前アナウンスのあった新しいバーがオープンしていました!


各国の国旗とプロジェクターマッピングがとても印象的でした。


スナックはもちろんのこと↓


お酒やジュース、ホットフードも販売しています。グラスを冷やしているところも同校らしいところです。


カップラーメンもご用意があります。


ケトルや電子レンジもしっかりと完備。


大きなスピーカーもあり、学校ではなく外部のバーのような雰囲気を醸し出します。


ルールもしっかりと定められているので安心して飲むことができます。


ダイビングスクールです。


フィリピン料理もお安くチャレンジできます。フィリピン人講師たちからの評判も良いそうで、福利厚生の一環にもなっています。


講師用の保育施設もあるため、福利厚生が手厚く、生徒だけでなく講師にも優しい環境です。


韓国料理屋さんもございます。


ネイティブ講師のグループレッスンも同じ階で行われています。同校の通常クラスは2階で移動の必要がございませんが、ネイティブクラスのみ1階に降りてくる必要があります。


旅行代理店も校内にございます。


最近流行りのボクシングジムです。女性にも大人気です。通学もなく、運動不足になりがちなフィリピン留学にはぴったりです。


台湾カフェでタピオカもゲットできます。


ランドリールームです。


こちらは現在準備中のミーティングルームです。エージェントなどに学校説明を行う際などに利用する予定です。


レセプションも準備中です。ロゴもこれから入れるそうです。


売店には日本、韓国、中国の食材が盛りだくさんです。買ってその場で作ることができるのは嬉しいところです。


なぜかカニクリームコロッケとイカの天ぷらの冷食もありました。


そして梅干しもひっそりと、、、。


インスタントカレーもあるのは嬉しいですね。


そしてふりかけも最近入荷したそうです。


SIMも売店で購入できてしまいます。


こちらが正門です。24時間体制でフィリピン人警備員さんがおりますので安心です。
直近の日本人比率が60%と高く感じるかもしれませんが、規模が大きいためグループが見事に分かれている印象でした。施設の広さもあいまって、食堂やラウンジ、カフェなどでも日本人が多いことがデメリットになるとは全く思いませんでした。


お勧めしたいポイントを語り尽くしてくださったおかげで、とてつもなく長い記事になりましたが、特徴や強みが伝わりますと嬉しいです。



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