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2024年4月 CIP(CIP English Academy)視察報告


CIP(CIP English Academy)(以下、同校)に、私個人としては約1年半ぶり3回目の訪問をさせていただき、日本人マネージャーの名嘉さんにご案内いただきました。かねてからお会いしたい担当者様の一人でしたが、愛嬌、サポート力、ホスピタリティ精神が素晴らしい方でした。すれ違う生徒さんやスタッフさん、先生方との親密さを随所で感じられ、この方がいてくれるならば安心と心から思いました。


まずはIELTSの教室です。以前はIELTSのクラス棟の全部屋にパソコンが置かれておりましたが、現在はそうではありません。しかしながら、IELTSの講師陣はベテラン勢が揃っているため、短期間で飛躍的なスコアアップが可能です。実例データを見せていただきましたが、なんとたった1週間でIELTS5.5→6.5にスコアアップした19歳の方がおりました。同じく1週間でIELTS5.0→5.5にスコアアップした高校生もいらっしゃいました。他にも2か月で4.0→5.5にスコアアップした方などもおり、驚愕の伸び率です。


一方でTOEFLは提供中止と把握していたのですが、1名のみ受け入れ可能とのことです。年間ベースで、1名の枠のみ空いているため、先に受講されている方が同時期にいる場合は、時期をずらすか断念するしかありません。


グループレッスンルームも特徴的です。前回訪問時にはネイティブ講師が欧米語学学校さながらのレッスンを提供していましたが、同校では現在も4名ネイティブ講師が在籍しています。全員アメリカ人講師なのですが、もう1名イギリス人講師が在籍しており、1~2か月イギリスに帰省中とのことです。遅くとも6月以降は5名体制に戻る予定です。


教室前のラウンジスペースです。あいにく休憩時間ではなかったので確認はできませんでしたが、休憩時間であっても母国語禁止ルールが採用されております。学生マネージャーが巡回しているため、しっかりと守られておりますが、食事中のみ母国語での会話を許可しています。5回注意で1回ペナルティ=自習というルールになっております。勉強のペナルティを与えるというのも同校らしいと感じました。


廊下はこんな感じです。講師歴2年以上を基本的な採用条件として掲げる同校では、相変わらず勤続年数が長いベテラン講師陣が多いです。(※2年以上講師歴がなくとも人柄やパッションを見て採用する場合もあり)トレーニングや新人講師のモニタリングも欠かさず、1時間丸々見ていることもあるそうです。ネイティブ講師による発音トレーニングもしっかり行っているため、講師レベルは高いと言えます。また、面接の際に模擬授業も行うのですが、模擬授業の相手として外国人スタッフが生徒役として受け、実際にスタッフ側の意見も取り入れています。


意外だったのが、ワーホリ前の生徒さんが非常に多いそうです。20代のほとんどがオーストラリアやカナダワーホリ前の準備でお勉強されているそうです。また、以前に比べ、全体的に年齢層が高めになっており、繁忙期以外は落ち着いた学習雰囲気だそうです。


机も横長のため、リラックスしてレッスンを受けられます。ワーホリ前の学生が多い理由の一つにカリキュラム(授業内容)をカスタマイズできることが挙げられます。極端な例ですが、マンツーマン6コマすべてをスピーキングにあてることも可能です。また、マンツーマンのうち2コマをワーホリ準備にあてることもできます。


常夏のフィリピンですが、クーラーと扇風機があるため、暑さで集中力が途絶えることもありません。


教室の上が吹き抜けになっているため、換気もでき、冷たい空気を取り込むことができる構造です。


中庭も完成しておりました。よりリラックスできるリゾートの雰囲気を感じられました。生徒同士の仲がいいのもこの雰囲気だからなのかもしれません。余談ですが、アクティビティにも力を入れており、土日にマニラやスービックに観光に行ったり、最近では、日本人生徒を集めて他国の学生にカレーを振る舞うというイベントでも盛り上がっていたそうです。残ったカレーは翌日カレーうどんにして食べたそうです。サステナビリティを感じるエピソードでした。


別棟のクラスルームです。


以前と変わらず立てかけてありました。


どこかノスタルジックな装飾も施されております。


先生の部屋があらかじめ決まっているため、どの部屋も先生の個性を感じる空間に彩られておりました。


ここも同じく高性能エアコンが設置されています。


新しくリノベーションしたグループレッスンルームです。


エアコンもインバーターエアコンで新しいです。


まだ木の香りがほのかに残るほどできたばかりのお部屋です。


こちらはジュニア向けのクラス棟です。アダルトとジュニアのクラスルームを分けているのも素晴らしいです。


構造はアダルトとジュニアで同じですが、机が他の教室と比べると小さめとなっております。


屋根が付いているため、急な雨でも濡れずに移動できます。


実際にジュニアの生徒さんが真剣に授業を受けておりました。


お洒落な外壁で、憩いの場にもなっています。


なかなか大きい運動場もあります。※その代わり学校内にジムがありません。


バスケットボール、バレーボール、バドミントンができます。


フィリピンの学校は年季を感じる遊具が多いイメージですが、同校では綺麗な道具が陳列されておりました。通われている生徒さんのモラルの高さが垣間見えました。


最近バレーボール熱が高いらしく、ネットの高さを調整したそうです。


こちらはランドリーエリアです。学生の好きなタイミングで、週に2回までランドリーサービスをご利用いただけます。


また、21時までセルフで洗濯機を使用することも可能です。下着を個別に洗いたい場合や急な洗濯が必要になった時、校内で利用できるのは非常にありがたいです。


新しいシェフを雇用し、食事の満足度も向上したそうです。引き続きビュッフェ形式なのですが、日本食、例えばお好み焼きやうどん、おにぎりなども出ます。なんでも国籍バランスを加味しながら献立を考えているそうで、国籍に合わせて食事提供をしています。中東の方向けにハラルフードの提供も実施しています。


なお、国籍バランスですが、中東が増え、中国30%、日本26%、サウジアラビア17%、台湾13%、韓国9%、アラブ4%となっております。つい先日2週間ではありますが、ドイツ人留学生からも申し込みがあったそうです。


続いて学生寮棟の紹介です。まずは3人部屋です。


人数分のデスクもあり、枕元にそれぞれコンセントがあるので快適です。


デスクの他、収納棚や冷蔵庫も完備です。


風呂トイレはユニットタイプですが、きちんとシャワーカーテンが付いています。


シャワーの温度や水圧も問題ありません。


いちいち気が利いているのが、収納棚の中に、ハンガーや収納ラックが置いてあることです。


こちらが一人部屋Aのお部屋タイプです。


3人部屋同様充分な収納スペースがあります。


その他備品も一通り揃っています。たまたま、67歳の貴婦人とお話しする機会があり、1人部屋Aがとても快適とおっしゃっておりました。実際に住まわれているお部屋の中まで見せて下さり、ありがたかったです。無人のショールームで見るよりも快適そうなイメージが湧きました。


1人部屋も風呂トイレはユニットです。


同じくシャワーの温度や水圧も問題ありません。


リゾート校ならではのプールです。当社で親子留学していた方も喜んでおられました。現在は日本人の親子が少なく、台湾や韓国の親子が多いそうです。


別の角度からもう一枚。


2人部屋です。


ベッド間のスペースが充分あるため快適そうです。


こちらも風呂トイレはユニットです。


トイレはこんな感じです。


2人部屋の窓からはプールが見えるため、開放感も抜群です。


最後に1人部屋Bです。1人部屋Aとの違いをおさらいします。1人部屋Bは、ラグマット無し 、クローゼット(黒)、若干狭い、 体育館側の通路に隣接しているため多少騒がしく窓を開けにくい、エアコンが旧式タイプとなっております。個人的には充分合格ラインだと思いますが、気になる方は1人部屋Aをご選択ください。


収納棚が若干異なります。※密閉タイプではない。


その他備品は他の部屋タイプと一緒です。


風呂トイレはユニットです。


ラグマットは何故かペンキの塗装(?)が残っています。


以前から厳しい意見の多かったインターネット環境ですが、改善されておりました。2週間前(2024年3月下旬)にWi-Fiが増設されました。

◆Dorm1 : 教室側からすぐの建物です。
1つの棟に3つの通りがあり、それぞれでルーター1つずつを設置しております。通り① :部屋数6つ、通り② :部屋数4つ、通り③ :部屋数6つ
◆Dorm2:全て2人部屋の2階建ての棟です。
それぞれのフロアに12部屋ずつあり、3つずつルーターを設置しております。(4部屋に1つずつルーターを設置)
◆Dorm3:一番奥のランドリーエリアの近くの棟です。
ルーターを2つ設置しております。(5部屋に1つずつのルーター)


さらには以前はなかった防犯カメラも設置され、セキュリティ強度も上がりました。劇的なアップデートはないものの、生徒さんからの声を愚直に拾い続けているのが同校の良さでもあります。真面目な生徒も多い同校では、依然として「SPEAKING MASTER」「NATIVE MASTER」が人気です。コマ数が最も多く空きコマがないため学習効率が良いのも特徴です。一番驚いたのは同コースを受講中の方で「コマ数を減らしたい」とドロップアウトした生徒が一人もいない点です。


お忙しい中、嫌な顔一つせず終始ご対応いただき、トライシクルに乗車するまで笑顔で見送ってくださったご恩を忘れません。幅広い年齢層の方にご満足いただける学校ですが、今回、ワーホリ前準備にも適した学校であることも再認識できました。名嘉さんありがとうございました。



CIP(CIP English Academy)について、ご不明点等がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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