2023年9月 Cebu International Academy視察報告

CIA(Cebu International Academy)(以下、同校)を移転後初の約6年ぶりに訪問させていただき、日本人現地スタッフーの儀部さんにご案内いただきました。
「バランス重視のセミスパルタの王道校」というイメージが強かった同校ですが、いい意味でイメージが覆されました。初級者から上級者まで対応できる万能型英語学校でありながら、リゾート感も味わえる学校へと進化しておりました。
500名を超える大規模校である同校では、学校雰囲気も英会話学校のそれとは一線を画し、まるで海外のキャンパスにいるような雰囲気を味わえます。2023年9月の時点で、女性部屋が2024年6月22日まで満室という人気ぶりの理由の一つには国籍バランスの良さが挙げられます。
モンゴル、ロシア、アラブやサウジの生徒比率も高いため、グループクラスの授業風景も欧米のそれに近しいです。また、複数人部屋を選択した場合でも異文化コミュニケーションの機会となります。
一方で、同国籍の留学生は厳しい環境を望まない傾向にあるため、移転前の強みでもあったEOPやアカデミックな雰囲気が変わりつつあります。国籍バランスを重視するとルールを緩めざるを得ないというジレンマが発生してしまうためです。
ルールが緩くなったとは言えレッスン以外でも英語力向上に直結する仕組み作りは健在です。例えば、ビザ手続きですら最初は英語で行います。「あえて英語にトライしてもらうところからスタート」という校風のため、生活の中でも実践的な英語を使う機会が多々あります。何か困ったことがあった時も最初は英語で挑戦する環境を整えています。
カフェの向かいにあるオフィスルームは、役所のような作りになっており、各専門家に個別に相談できる点も効果的な英語学習に役立っています。
オフィスルームの入口には市役所や銀行のような発券機(整理券を発券する機械)を設置しています。また、マクタンは両替レートが悪いことで有名ですが、オフィス内に良心的なレートの両替所もあるため、わざわざ出掛けて両替する必要もありません。現在はオフィスルームには誰でも自由に出入りすることが出来ますが、あえて鍵を付けて母国語を使用する機会をさらに少なくしようと構想中です。
生徒の憩いの場でもあるカフェでは、南国気分を盛り上げる心地いい音楽が流れております。この日はストロベリースムージーをご馳走になりました。
TBSテレビ「世界さまぁ~リゾート」でも紹介された、CROスタッフ(相談役のスタッフ)も入り口におりました。エアコンの調子が悪い、ベッドシーツを交換したい等のリクエストを英語で伝えることになるので、授業以外の生活の中でも英語に触れる機会があります。どうしても伝わらないときは日本人スタッフがサポートいたしますのでご安心ください。
今では他校でもお馴染の「LINE Chat Support」も私の知る限り、CIAが元祖です。曜日ごとに、全体LINEで告知を行ってくれます。例えば月曜日には「ズンバの告知」や火曜日には「mockテストの告知」という掲示物のリマインドだけでなく、「タクシーの乗り方」等もLINE上で丁寧にお知らせしてくれます。通常のオリエンテーションに加え、定期的な情報発信が仕組み化されているため、見落としや伝達ミスも起こりません。
さまざまな国の学生が問題なくお食事を楽しめるよう努力し続けている同校ですが、生徒からパン食のリクエストが多いことを受け、キッチンにはパンがずらりと並んでおりました。
月~日曜の6時~0時までメディカルクリニックも校内にあるため、心身のケアをしながら生活していただけます。
成績上位者を掲示板で発表する仕組みもあり、モチベーションアップにも繋がっています。試験対策のハイスコアランキングも同様です。
マンツーマンルームはL字型で、プラスチック製ではなく高級感のある木目調の椅子と机に目を奪われます。また、ルーム内にも通気口があるため安心です。
語学学校では珍しくカラオケルームもありますが、母国語の歌は禁止と耳にしていましたが、日本人留学生らしく女性があいみょんを歌っておりました。このルールも特段気にする必要はないのかもしれません。
まだ14時台にも関わらず、自習室にかなり多くの生徒いたのも印象的でした。卒業生の置いていった教材なども棚におかれています。
卒業時に不必要になったものをフィリピン人にプレゼントするためのDONATION BOXもありました。
入口付近にあるミニマートはローカルのスーパーを上回るレベルの品揃えで、語学学校の売店とは思えませんでした。文房具や生活用品、サンダルやスリッパなども置いています。中でもCIAグッズの売れ行きが群を抜いているあたりもイベント好きなCIAらしいと思いました。CIAのTシャツを購入し、寄せ書きを集める文化が根付いているそうです。
また、生徒数が多いため、レッスンルームの入り口にIDをかけて、出席チェックをスムーズに行っております。学習面でも生活面でもサポート体制が見事にシステム化されているため、繁忙期・閑散期問わず、どのタイミングで渡航しても、均一化されたサポートを受けることができます。
完成は未定ですが、屋上にバーを作る予定です。コロナ再開後、カウンセリング中に最も多く名前を聞いた学校ですが、施設や設備の充実度に留まらず、訪問してなお、弱点らしい弱点が見つかりませんでした。
CIA(Cebu International Academy)について、ご不明点等がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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