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ニュージーランドの現状について



ニュージーランドの最新の状況をいくつかの項目に分けてお知らせいたします。

新型コロナウイルスの感染状況

ニュージーランドでは一旦は患者数が0名となりましたが、その後、海外から帰国する市民の陽性確認が続き、現在の感染者数は23名、累計感染者数は1,569名となっています。
感染者は全て入国後、隔離施設に滞在中となっており、最後に市内感染が確認されてからは97日が経過してしています。
国内ではアラート1の状態が継続しており、市民は制限のない生活を続けています。

<渡航制限について>

外国人の渡航制限と、入国者の2週間の隔離措置は引き続き行われています。
昨日、8月5日にニュージーランドの教育省のクリス・ヒプキンス大臣より、教育業界の復興計画について正式な発表がありました。
その中で、教育大臣は、国際的な教育の分野はコロナウイルスの危機からニュージーランドが回復するために重要な役割を果たすと述べる一方、留学生を適切なタイミング、且つ安全な環境でニュージーランドに迎えられることを望んでおり、ニュージーランドの国境はコロナウィルスに対する最初の防御線となるため、2020年末まで留学生をニュージーランドに入国させないことを言明しました。
また、ニュージーランドでは政府間のグループが2021年に現地に少人数の学生を迎え入れるところから始まる計画作ることに取り組んでいると述べています。
2021年のおける国境開放については具体案は発表されておりませんので、今後、どのような案が発表されるか、注目が集まっています。

以前より、ニュージーランドの大学連盟は年内の留学生の受け入れ開始、高校連盟は2021年の頭の受け入れ開始を目指して政府と協議していましたが、今回の発表により、残念ながら大学生の年内渡航はなくなりました。高校生に関しては発表がありませんが、大学生の渡航が後ろ倒しになるのに伴い、高校生の受け入れもその分遅れる事が予想されます。

今回の教育大臣の発表には含まれておりませんが、現在ニュージーランドでは隔離施設の滞在費用の有料化が活発に議論されていますので、こちらも引き続き注視しして参ります。

滞在中の学生の休暇について

例年ですと、11月~翌年1月の長期休暇期間、若しくはクリスマスから年始にかけての期間に一時帰国する生徒が多くなります。
しかし今年は渡航制限が継続され、来年の渡航解除の時期が不透明な状態であるため、現在、在学中で来年も継続して就学予定の生徒については、一時帰国せずにこのままニュージーランド国内に留まる事が強く奨励されています。
現地校に就学中の高校生については、各高校より年末年始の過ごし方について学校の方針が発表され始めていますので、該当の生徒様とその保護者様には個別にご連絡差し上げます。

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