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留学豆知識

フィリピンの予防接種について


「予防接種を受けた方がいいのでしょうか?」

2019年2月11日にフィリピンから日本に帰国した横浜市の10代の女性が、はしかに感染していたニュースをご覧になって、フィリピン留学を控えている方からこんなご質問をよくいただきます。フィリピンは、日本とは衛生面も異なりますので、不安な気持ちになるのも無理はありません。結論から言えば、これまでフィリピン留学に備えて予防接種をする人はあまりおりませんでした。なぜかと言うと、フィリピン留学をする学生さんは3ヵ月以内の方が多く、留学中は、語学学校やショッピングモール、レストラン街、バーやリゾート付近などを行き来するぐらいで危険な地域や農村部には行かないため、感染症のリスクが低いためです。今回外務省のHPに新たに加わった「麻疹(はしか)」のみ、過去に感染の既往がなく、ワクチン2回接種(1歳時および学童期以降)を完了していない方は、感染のリスクがありますのでワクチン接種をお勧めします。




フィリピンで注意すべき5つの病気

  • 食中毒(腸チフス、A型肝炎等)
  • 狂犬病
  • マラリア
  • デング熱
  • 麻疹(はしか)



食中毒(腸チフス、A型肝炎等)について


食中毒(腸チフス、A型肝炎等)について

実は、フィリピン留学で一番多いのは「食中毒」による病気で、この「食中毒」は予防接種では防ぐことができません。最低限の対策として、露店や汚い飲食店には行かないことです。また、水道水は口にしない方がいいでしょう。人から人へ直接うつることはありませんが,吐物や排泄物を介して感染することがあります。

日頃から口に含む飲料水は、学校内にある清潔なウォーターサーバーの水か、ペットボトルで売られているミネラルウォーターにし、デリケートな方は歯磨き後のうがい等でもウォーターサーバーの水をお使いください。あとは、日々の食生活に気をつけたり、睡眠をしっかり取り体力をつけておく、腸内環境を整えるなどが主な対策になります。

狂犬病について


狂犬病について

日本では1957年以降、発生していない病気となっており、現在、狂犬病が発生していない清浄国・地域は日本、ニュージーランド、オーストリア、アイスランド、グアム、ハワイ、フィジー諸島の7つです。フィリピンにおいても実は、生活圏内などでは「狂犬病」の犬を見かけることはほぼありません。さらに10年以上前に「狂犬病」によって死亡した男性は、犬に噛まれた後に、医療機関を受診していないという問題がありました。狂犬病流行地域でもし、動物にかまれてしまった場合は、傷口は15分以内に、徹底して石鹸と水で洗う、出来るだけ早く現地の医療機関を受診し、必要であればワクチンを接種されるようお勧めします。

狂犬病に関するQ&Aについて - 厚生労働省

マラリアについて


マラリアについて

突然の高熱,頭痛,関節痛,発疹が主な症状ですが、これらには予防接種用のワクチンがありません。なお、「マラリア」はフィリピンマニラ首都圏やセブ島で発祥することはほとんどありません。過去数年間,上記のエリアでの発生例は認められていませんが、パラワン島などのリゾート地で感染が確認されていますので、旅行前に流行の有無を確認されることをお勧めします。以下が外務省の客観的な情報源です。

外務省:世界の医療事情(フィリピン)

デング熱について


デング熱について

「デング熱」対策はただひとつしかありません。長袖・長ズボンを着用し、肌の露出を避けたり、虫除けスプレーの散布等で蚊に刺されないように注意することだけです。感染しても通常1週間前後の経過で回復・治癒すると言われています。また、デング熱は感染者から直接感染することはありません。しかしながら、デングウイルスに有効な薬剤やワクチンは現在なく、水分補給解熱剤の投与等の対症療法が中心となります。重症型デングを放置すれば致死率は 10~20%となりますが、適切な治療を行うことによって 、致死率を1%未満に低下させることができます。デング熱は医療機関の治療をしっかり受ける場合、死亡率はインフルエンザより低いと言われております。また、日本国内にてデング熱の感染者が死亡したという症例はいまのところございません。 フィリピン全国で死亡した殆どの人は医療機関が利用できない貧困層か免疫力の弱い小さい子たちです。

麻疹(はしか)について


麻疹(はしか)について

ウィルスによって引き起こされる急性の伝染性の呼吸疾患です。非常に感染力が強く、感染すると肺炎や脳炎などの重篤な合併症を引き起こすことがあるため警戒されています。感染経路は、空気感染、飛沫感染、接触感染等で、ヒトからヒトへ感染し、その感染力は非常に強いと言われています。感染すると、発熱、咳、鼻水といった風邪の症状や発しんがあらわれます。また、その合併症は、下痢、肺炎、中耳炎、脳炎等があり、1,000人に1人の割合で死亡する可能性もあると言われています。麻疹(はしか)は、ワクチンを接種することで予防が可能です。過去に感染の既往がなく、ワクチン2回接種(1歳時および学童期以降)を完了していない方は、感染のリスクがありますのでワクチン接種をお勧めします。

厚生労働省ホームページ(麻疹(麻しん))について




厚生省の予防摂取に関する記事

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その他の詳細情報入手先

在フィリピン日本国大使館 ホームページ
世界保健機構(WHO)ホームページ