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【オーストラリア】ビザに関する最新情報まとめ



オーストラリア政府は、2026年10月2日より、学生ビザ(Subclass 500)に関する新たな規定を施行しました。
今回の変更では、オーストラリア国内での学生ビザ申請や家族帯同、学校変更に関するルールが大きく見直されています。

特に、ワーキングホリデーから学生ビザへの切り替えを検討している方や、現地での進学・転校を予定している方は注意が必要です。
今回は、以前の制度と変更後の制度を比較しながら、主な変更点を分かりやすくご紹介します。

オーストラリア学生ビザの主な変更点



項目 以前の制度 2026年10月2日以降
ワーキングホリデーから学生ビザへの変更 オーストラリア国内から申請可能 原則、国外から申請が必要
その他の一時滞在ビザから学生ビザへの変更 保有するビザの種類によって国内申請が可能 大半の一時滞在ビザ保持者は国内申請不可
学生ビザから新たな学生ビザへの申請 条件を満たせば国内で再申請が可能だった
原則、国外からの申請が必要
※同じ学校での就学延長や上位コースへの進学など、一部例外あり
学生ビザの延長・再申請 国内で申請できるケースが多かった 原則、国外からの申請。※一定の例外有り
学生ビザへの家族帯同 配偶者や子どもを申請に含めることが可能 原則不可。※博士課程など一部例外有り
学生ビザ取得後の家族追加 条件を満たせば後から家族を追加できた 全ての学生について不可
学校変更の制限期間 原則として主要コース開始から6か月 原則12か月に延長(2027年6月30日までの暫定措置)
2027年7月以降の学校変更 一定条件のもとで転校が可能 新しい学校変更用ビザ制度の導入を予定

※今回の変更は、原則として2026年10月2日以降に行われる学生ビザ申請が対象です。すでに発給されている学生ビザの条件が自動的に変更されるわけではありません。

ワーキングホリデーから学生ビザへの国内切り替えが不可に

これまでは、ワーキングホリデービザでオーストラリアに渡航し、現地で生活しながら学生ビザを申請することが可能でした。

例えば、ワーキングホリデーで現地生活を経験した後、語学学校や専門学校で本格的に英語を学ぶために、学生ビザへ切り替えるという留学プランも選択できました。

しかし、2026年10月2日以降は、ワーキングホリデービザ保持者がオーストラリア国内で学生ビザを申請することができなくなりました。

今後、ワーキングホリデーから学生ビザへの変更を希望する場合は、原則としてオーストラリア国外から申請し、ビザが発給される際にも国外に滞在している必要があります。

なお、ワーキングホリデービザで語学学校に通うこと自体が禁止されたわけではありません。ワーキングホリデービザで認められる就学期間の範囲内であれば、引き続き語学留学が可能です。

学生ビザから新たな学生ビザへの国内申請も制限

今回の変更は、ワーキングホリデービザ保持者だけでなく、すでに学生ビザでオーストラリアに滞在している方にも関係します。
これまでは、学生ビザの有効期間が終了する前に、現地で新たな学生ビザを申請し、留学期間を延長できるケースがありました。

しかし、2026年10月2日以降は、学生ビザ保持者による国内での再申請も原則として制限されています。
ただし、以下のような場合には例外が認められています。

  • 同じ教育機関でコースを修了するため、追加で最大12か月の就学期間が必要な場合
  • 現在の学生ビザに含まれる主要コースを修了し、より上位のコースへ進学する場合
  • 教育機関の閉などにより、予定していたコースを受講できなくなった場合
  • 博士課程や小学校・中学校・高校での就学を目的とする場合
  • オーストラリア政府の指定機関による支援を受けている場合

そのため、長期留学や進学を予定している方は、渡航前から必要な留学期間や進学先を検討しておくことが重要です。

学生ビザでの家族帯同が原則不可に

これまでは、学生ビザの申請時に配偶者や子どもを含めたり、学生ビザの取得後に家族を追加したりすることが可能でした。

しかし、2026年10月2日以降は、学生ビザ申請時の家族帯同が原則として認められなくなりました。
ただし、博士課程の学生、オーストラリア政府などの指定機関による支援を受けている学生、太平洋諸国やASEAN加盟国の国籍保持者などには例外が設けられています。

また、すでにオーストラリアで家族と生活している学生については、一定の条件を満たす場合に限り、従来から帯同している家族を新たな学生ビザ申請に含められる経過措置もあります。

一方、学生ビザ取得後に家族を追加する制度は廃止されており、例外は設けられていません。
ご家族での長期留学を検討している場合は、ビザの種類や家族それぞれの申請条件を事前に確認する必要があります。

学校変更の制限期間が6か月から12か月に延長

オーストラリアでは、学生ビザで留学中の学生が別の教育機関へ転校する場合、一定の制限が設けられています。
従来は、原則として主要コースの開始から6か月間が制限期間とされていました。

しかし、2026年10月2日から2027年6月30日までの期間については、学校教育以外の留学生を対象に、この制限期間が12か月へ延長されています。
例えば、語学学校や専門学校などに通う留学生が、留学開始後すぐに別の学校へ転校することは、以前よりも難しくなっています。

ただし、現在の教育機関から転校の承認を受けた場合や、学校がコースを提供できなくなった場合などには、例外が認められることがあります。
なお、小学校・中学校・高校などの学校教育課程については、従来どおり6か月間の制限が維持されています。

2027年7月から新たな学校変更用ビザ制度を導入予定

オーストラリア政府は、2027年7月1日から、学校変更に関する新しい学生ビザの仕組み「Transfer stream」を導入する予定です。
新制度では、オーストラリア国内で別の教育機関へ転校する場合、新たな学生ビザの取得が必要になる予定です。

また、現在の学生ビザで認められている留学期間をそのまま引き継ぐ仕組みや、進学先の教育レベルに関する制限も予定されています。
なお、2027年7月1日から学校変更の制限期間は原則6か月に戻る予定ですが、新制度の詳細については今後の政府発表を確認する必要があります。

日本人留学生への影響は?

今回の制度変更によって、日本から学生ビザを申請してオーストラリアへ留学すること自体が禁止されたわけではありません。

一方、ワーキングホリデーで渡航した後に学生ビザへ切り替えたい方や、現地での進学・転校を検討している方は、これまで以上に慎重な留学計画が必要となります。

特に、ワーキングホリデーと語学留学を組み合わせた長期滞在を希望する場合は、渡航前からビザの取得順序や留学期間を確認しておくことをおすすめします。



学生微意座に関する政府公式情報
学生ビザ申請規則の更新情報
留学生の学校変更に関する規定

※ビザの申請条件は個別の状況によって異なるため、実際の申請時には必ずオーストラリア内務省の最新情報をご確認ください。