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【フィリピン/セブ】Stargate視察報告


2026年10月27日(火)、フィリピン・セブ島のマボロ地区に位置するStargate(スターゲート)を訪問し、日本人マネージャーの伊藤さんに校内施設や学生寮をご案内いただきました。

Stargateは、2017年に建設されたコンドミニアム「Tancor 5」内に校舎と学生寮を構える語学学校です。セブシティ中心部の利便性の高いエリアにありながら、周辺は比較的静かな住宅街となっており、落ち着いた環境で英語学習に取り組めることが特徴です。同じ建物には留学生だけでなく、外国人居住者やフィリピンの富裕層も暮らしており、一般的な語学学校の学生寮とは異なる、コンドミニアムならではの生活環境が整っています。

校舎は主に建物の2階と3階に設けられており、2階が教室エリア、3階が学校オフィスや食堂などの共用施設となっています。マンツーマンレッスン用のブースには、完全個室のクローズタイプ、開放的なオープンタイプ、カーテンで目隠しができるセミクローズタイプの3種類があり、最も多く使用されているのはセミクローズタイプです。一般英語(ESL)コースでは主にセミクローズタイプを使用する一方、TOEICなどの試験対策コースでは、より集中しやすいクローズタイプの教室が使用されています。

また、最大20名を収容できる大型グループ教室も設けられており、通常の授業だけでなく、講師トレーニング、オリエンテーション、卒業テスト、レベルテスト、入学時のテスト、休日のグループレッスンなど、多目的に活用されています。2階にはキッチンや自由に利用できる共用スペースもあり、講師の休憩場所としても使用されています。学生がこちらのスペースを訪れることで、授業時間外にも講師と英語で会話する機会を作ることができ、日常的なアウトプットの場としても活用できます。

Stargateが特に力を入れているのが、TOEIC対策と講師の指導力向上です。同校ではTOEICコースを受講する学生が多く、講師自身もTOEICの学習やスコアアップに向けた指導方法を継続的に研究しています。今回の訪問時にも、学生のTOEICスコア向上を目的とした講師トレーニングが行われており、学校全体で試験対策の指導力を高めようとする姿勢が印象的でした。なお、同校ではIELTSコースの提供は行っておらず、試験対策はTOEICを中心としています。

講師トレーニングは閑散期の空き時間を活用して実施されており、10時、13時、16時からの空きコマなどに、授業を担当していない講師が参加する仕組みとなっています。対象となる講師は原則として参加が義務付けられており、単に授業を担当するだけでなく、空き時間にも指導力を磨くことが求められています。

さらに、毎月ヘッドティーチャーが講師の授業を確認し、教材の使い方や授業の進め方、学生への指導方法などについて改善点をフィードバックしています。講師のスキルに応じて担当できるコースも異なり、一般英語を担当する講師が全体の半数以上を占める一方、十分な指導力を身につけた講師はTOEICコースも担当できるようになります。試験対策コースを担当する講師にはインセンティブも設けられており、専門性を高めることが待遇面にも反映される仕組みです。

指導力や勤務状況に対する評価も厳格に行われており、改善が見られない場合には契約終了となる可能性もあるとのことです。一方で、複数の語学学校で勤務経験を持つ講師の中には、Stargateがこれまでで最も働きやすい環境だと評価する方もいるそうです。厳しい品質管理だけでなく、講師が安心して働き、成長できる環境づくりにも取り組んでいることがうかがえます。

また、優秀な講師を対象とした日本への招待制度も設けられています。約40~50名の講師の中から毎年1~2名が選出され、日本を訪れる機会が与えられるとのことで、講師にとって大きなモチベーションとなっています。こうした継続的な研修制度や評価制度が、Stargateの講師クオリティを支える重要な要素になっていると感じました。

2026年からはグループ形式でのTOEIC模擬試験も新たに導入されており、2027年も継続予定とのことです。受験後のフィードバックも好評で、学生が自分の弱点を把握し、今後の学習に生かせる機会となっています。講師自身もTOEICの学習を続けているため、問題の解き方だけでなく、実際にスコアを伸ばすための学習方法を理解している点も強みです。

校内にはコンピュータールームも設けられており、Stargateの学生向けに用意されたTOEIC学習動画を視聴することができます。動画は学生寮の自室から個人の端末で視聴することも可能ですが、細かな文字や問題を確認しやすいことから、学校側ではスマートフォンよりもパソコンやタブレットなど、大きな画面での学習を推奨しています。

授業スケジュールについては、午前または午後など、希望する時間帯にレッスンをまとめて受講できるようリクエストを出すことも可能です。必ずしも希望どおりになるとは限りませんが、自習時間やプライベートの予定に合わせて学習スケジュールを調整できる余地がある点も魅力です。

3階の学校オフィス前には24時間利用可能な自習室が設けられています。自習室では学生寮の客室とは異なるインターネットプロバイダーを使用しており、安定した通信環境で学習できるよう配慮されています。客室のインターネットには一定の制限が設けられている一方、自習室ではより快適なネット接続を利用できるため、オンライン教材の視聴や調べ物などにも適しています。

学校オフィスにはフィリピン人マネージャーが配置されているほか、奥には日本人マネージャーと台湾人マネージャーも常勤しています。日本人スタッフは主に午後、台湾人スタッフは主に午前の時間帯に勤務しており、学生からのさまざまな相談に対応しています。オフィス前には退寮時に使用する客室の鍵の返却ボックスも設けられており、帰国時にはこちらに鍵を返却する仕組みとなっています。

また、オフィス奥にはクリニックとして利用できるスペースがあり、体調不良時には「ことびあクリニック」や「ジャパニーズヘルプデスク」による往診を受けられる体制が整っています。平日は週5日対応しているとのことで、慣れない海外生活で体調を崩した際にも、日本語で医療相談ができる環境があることは安心材料の一つです。

3階には学生用の食堂も設けられており、食事は2階のキッチンで調理したものを運んで提供しています。平日は1日3食、土日祝日はブランチ1食の提供となっており、食事はビュッフェ形式ではなく、スタッフが配膳する給食形式を採用しています。ビュッフェ形式と異なり、食事の提供量を管理しやすく、後から食堂を訪れた学生の分がなくなってしまう心配が少ないことも特徴です。おかわりも可能となっており、食堂内には5週間分の献立が掲示されているため、学生は事前に食事内容を確認できます。

Stargateでは食事のクオリティにもこだわっており、調理を担当するシェフは学校が直接採用しています。日本食レストランでの勤務経験を持つシェフが在籍しているほか、日頃から調理指導を行い、年に1回はシェフを日本食レストランへ連れて行き、実際の料理や味付けを学んでもらう機会も設けているそうです。日本人学生が食事に馴染みやすいよう、学校側が継続的に工夫している点が印象的でした。

土日祝日はブランチのみの提供となるため、キッチンを使用しない時間帯には清掃を行うなど、衛生管理にも力を入れています。食事の提供体制だけでなく、調理設備の清潔さを維持するための取り組みも徹底されていました。

食堂の前には学生用ラウンジがあり、22時まで自由に利用することができます。また、日用品などを購入できるサリサリストアも設けられており、ちょっとした買い物であれば建物内で済ませることができます。授業以外の時間にも学生同士が交流できる場所が確保されている点は、共同生活を送るうえでの魅力といえるでしょう。

Stargateが入居するTancor 5の屋上には、プールとジムが設けられています。プールは建物の最上階に位置しているため、周囲からの視線が気になりにくく、セブ市街地の景色を眺めながらリラックスできる開放的な空間となっています。プールの水は毎朝メンテナンスされており、濁りのない清潔な状態を維持するよう管理されています。

同じく屋上にあるジムは、Stargateの学生だけでなく、同じ建物に住む一般居住者も利用する施設です。トレーニング設備についても定期的なメンテナンスが行われており、留学中も運動習慣を維持したい方に適した環境が整っています。

さらに、屋上から階段を上った場所には、新たにピックルボールコートが設置されました。ピックルボールは近年フィリピンでも人気が高まっているスポーツで、Stargateでも学生が気軽に楽しめるよう設備を整えています。コートの利用は有料ですが、ラケットは学校側が用意しているため、自分で道具を購入する必要はありません。

コートには屋根がないものの、四方に高いネットが設置されており、日よけネットによって直射日光を和らげる工夫も施されています。通常のスポーツ利用だけでなく、学校イベントなどのスペースとしても活用されており、学校主催のイベントで使用する際にはコートの利用料金を学校側が負担するとのことです。

学生寮には、プレミアム1人部屋、プレミアム2人部屋、シェア1人部屋、シェア2人部屋、4人部屋の5タイプが用意されています。プレミアム2人部屋については、家族や友人同士での利用に限定されています。今回の訪問では、シェアタイプの客室を見学させていただきました。

シェアタイプは2LDKのコンドミニアムを活用した造りとなっており、2つの寝室をそれぞれ1人部屋または2人部屋として使用します。リビング・ダイニング・キッチンは2つの寝室で共有する仕組みで、最大4名が同じ住戸で生活することができます。例えば2人部屋を2室とも使用して合計4名で滞在する場合、電気代は4名で分担する形となります。

室内にはバスルーム、間仕切り付きの学習デスク、キッチン、冷蔵庫、洗濯機などが完備されており、一般的な学生寮というよりも、実際の住居に近い環境で生活できることが特徴です。特に洗濯機やキッチンが室内に備わっている点は、生活の自由度を重視する方や、長期留学を検討している方にとって大きなメリットといえるでしょう。

また、マボロ地区という便利な立地もStargateの魅力です。学校周辺は比較的静かな住宅街でありながら、セブを代表する大型商業施設のアヤラモールやSMモールにも徒歩でアクセスできるため、買い物や外食などの日常生活に困ることは少ない環境です。セブシティ中心部の利便性と、落ち着いた住環境の両方を求める方に適した立地といえます。

今回の訪問を通じて、Stargateは特に講師の育成とTOEIC対策に強いこだわりを持つ語学学校だと感じました。定期的な講師トレーニング、毎月の授業評価、担当コースに応じたインセンティブ、日本への招待制度など、講師の指導力とモチベーションを高めるための仕組みが充実しており、学校全体で教育の質を維持・向上させようとする姿勢が伝わってきました。

また、コンドミニアムを活用した生活環境も特徴的で、客室内の充実した設備に加え、屋上のプールやジム、新設されたピックルボールコート、24時間利用できる自習室など、学習と生活の両面で快適に過ごせる環境が整っています。日本食を意識した食事の提供や日本語でのサポート体制など、日本人学生にとって安心できる要素も多く見られました。

Stargateは、TOEICスコアの向上を目指す方はもちろん、講師の質を重視する方、便利な市街地で落ち着いた生活を送りたい方、一般的な学生寮とは異なるコンドミニアムタイプの滞在環境を希望する方にもおすすめできる語学学校です。

Stargateは日本資本の語学学校でありながら、台湾を中心とした海外からの留学生も受け入れており、日本人以外の学生と交流できる環境が整っています。学生定員は約65名と比較的小規模で、学生一人ひとりに目が届きやすいことも特徴です。国籍比率は留学時期によって変動しますが、日本人スタッフによる手厚いサポートを受けながら、他国籍の学生との交流も楽しめる点が魅力となっています。


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