【オーストラリア】ILSC来社報告
オーストラリア・カナダ・アイルランドを中心にグローバルにキャンパスを展開する語学学校「ILSC」の日本人スタッフ、本間さんがご来社くださり、現在の各キャンパスの状況から、授業内容、アクティビティ、ボランティア、仕事探しのサポートまで、現地の最新情報を中心に詳しくお話しを伺いました。ILSCをご検討中の方はもちろん、オーストラリアで「英語+α」の経験を積みたい方にも参考になる内容となっていますので、ぜひ最後までご覧ください。
ILSCのグローバル展開がさらに拡大
本間さんは2019年からILSCに勤務されており、これまで一貫して日本勤務を担当されています。
ILSCはこれまでカナダのトロント、バンクーバーに加え、オーストラリアのシドニー、メルボルン、ブリスベンなどの主要都市にキャンパスを展開してきましたが、近年はさらにグローバル校として規模を拡大しています。
オーストラリアではアデレード、パースにもキャンパスを展開し、さらにアイルランドのダブリンにも新キャンパスがオープン。
「大都市でしっかり英語を学ぶ」という選択肢だけではなく、都市ごとの特色や生活環境、仕事事情などに合わせて留学先を選べるようになってきています。
コロナ後の学生数も安定
コロナ前には、トロント・バンクーバーのキャンパスにはそれぞれ約1,200名ほどの学生が在籍していた時期もあったそうですが、現在はそれぞれ約600~800名程度で推移しています。
以前のような大規模な学生数からは落ち着いたものの、現在は1キャンパスあたり平均約450名程度の規模感となっており、国際色豊かな環境で学びやすい状態になっています。
ELSとの統合により、さらに広がるグローバルネットワーク
ILSCグループのグローバル展開を語る上で、ELSについても触れておきたいところです。
ELSは元々、アメリカを中心に50校以上のキャンパスを展開していましたが、コロナ禍の影響により一時は10校程度まで規模を縮小しました。
その後、2022年にILSCグループがELSを取得し、現在はILSCとELSがグループとしてグローバルな教育ネットワークを形成しています。
オーストラリアやカナダだけではなく、アメリカやアイルランドなど、より幅広い国・都市で学習機会を提供できる体制へと成長しています。
ナショナルジオグラフィックの教材を活用した実践的な英語学習
今回のお話しの中で特に印象的だったのが、ILSCで使用している教材についてです。
現在、ILSCではNational Geographic(ナショナルジオグラフィック)の教材をグローバルで使用しています。
単純に英語の文法や単語を学ぶだけではなく、世界各国の文化、地域、社会など、さまざまなテーマを扱っているのが特徴です。
さらに、レベルごとに扱うトピックや内容が細かく分けられており、授業で扱ったテーマに関連した内容をリーディングなどでも学習できるようになっています。
「英語を学ぶために英語を読む」というだけではなく、興味のあるテーマについて英語で知識を深めながら、自然に英語力を伸ばしていくというスタイルです。
今年の春から教材が変更されたそうですが、学生からのフィードバックも良好とのことでした。
スピーキングスキルも自分の目的に合わせて選択可能
ILSCでは、コアとなる英語学習に加えて、スキルクラスを組み合わせて学習することができます。
スピーキング系のクラスでも、単純な会話練習だけではなく、「会話」「ディベート」「発音」など、さまざまな選択肢が用意されています。
「とにかく会話力を伸ばしたい」という方だけでなく、「人前で英語を話す力を身につけたい」「発音を改善したい」といった具体的な目的に合わせて学習内容を組み立てられるのがポイントです。
4週間を1つのサイクルとして「インプット→アウトプット」
ILSCの学習システムでは、4週間を1つのセッションとして考えています。
基本的には、「1~2週目:インプット」「3~4週目:アウトプット」という流れで学習を進めます。
前半で知識や表現を身につけ、後半ではそれらを実際に使うことで、学んだ英語を「使える英語」へと繋げていきます。
さらに、最終週には講師との面談が行われます。
ここでは、これまでの学習についてフィードバックを受けるだけでなく、その内容をもとに次のセッションでどのコースを受講するかを考えることもできます。
長期間の留学でも、ただ同じように授業を受け続けるのではなく、定期的に自分の学習状況を振り返りながら次のステップへ進める仕組みになっています。
入学時のレベルだけで授業が固定されるわけではありません
入学前のレベルチェックテストの結果に加えて、学校側からのアサイン(提案)も踏まえながら受講コース決定されます。
コアクラスとスキルクラスをバランスよく組み合わせ、現在の英語力や学習目的に合わせた授業構成になるように考えられています。
また、実際に授業を受けてみて、1週目に現地で変更することも可能であるため、「日本で想像していた授業と、実際に受けてみた授業が少し違った」という場合にも、現地で調整できるのは安心材料です。
シドニーなど主要都市ではアクティビティも充実
ILSCでは、授業だけではなく、学校生活の中で英語を使う機会も大切にしています。
シドニー、メルボルン、ブリスベンなどの主要キャンパスでは、基本的に毎日アクティビティが開催されています。
例えばシドニーで人気なのが、講師や他の学生と一緒に街を走るランニングクラス。
教室の中だけではなく、実際にシドニーの街を歩いたり、体験したりしながら英語を使うことで、自然なアウトプットの機会になります。
また、さまざまな国籍の学生と交流できるため、単なる観光とは違った異文化交流の機会にもなります。
「授業が終わったら日本人の友達と日本語で過ごしてしまう」という状況を避けるためにも、こうしたアクティビティを積極的に活用することが大切です。
オーストラリア全キャンパスでボランティアの機会も
今回、特に興味深かったのがボランティアについてです。
ILSCでは、オーストラリアの全キャンパスで、ボランティアに関するインフォメーションセッションを実施しています。
基本的に4週間に1回程度、実際のボランティア団体が学校を訪れ、どのような活動があるのかを学生に説明してくれます。
その説明を聞いた上で、参加するかどうかは学生自身が決めることができます。
つまり、学校から一方的に活動を割り当てられるのではなく、自分が興味を持った活動に自分で申し込むというスタイルです。
さらに、ILSCが学校として、あるいは講師と一緒に、「街のごみ拾い」「ホームレスの方への食事提供」などの活動を行うこともあるそうです。
英語を学びながら現地コミュニティと関わることができるため、留学生活そのものをより充実させる経験になりそうです。
ボランティア活動は修了証にも
ボランティアに参加した場合、学校側でも活動時間を記録しており、しっかりと時間が記載された修了証を発行してもらえます。
履歴書や職務経歴書などに記載できる経験を増やしたい方にとっても、こうした活動は貴重な経験になりそうです。
もちろん、何よりも現地の人々やコミュニティと関わることで、教室では得られない英語を使う機会が増えることが大きなメリットです。
海外で仕事を探したい方にも「Job Club」
オーストラリアでの留学後、あるいは留学中に仕事をしてみたいという方にとって気になるのが、仕事探しです。
ILSCではJob Clubも開催されています。
シドニー・メルボルン・ブリスベンなどのメインキャンパスでは週1回、アデレードとパースでは2週間に1回程度開催されています。
仕事探しに必要な情報や準備について学ぶ機会となっており、現地でアルバイトを探したい学生にとって活用しやすいサポートです。
人気の「カフェワークスキル」で英語+仕事につながるスキルを学ぶ
オーストラリア留学を考えている方から特に人気が高いのが、カフェワークスキルです。
ILSCでは全キャンパスに本格的なバリスタマシンが用意されており、実際のカフェを意識した環境でトレーニングを受けることができます。
コーヒーの作り方だけではありません。
カフェで働く際に必要となる接客英語やカスタマーサービスについても学び、模擬販売などを行いながら実践的に練習します。
実際に、このカフェワークスキルを受講した後、カフェで働いている学生も珍しくないそうです。
「英語を勉強するだけではなく、現地で仕事をするためのスキルも身につけたい」という方には、非常に相性の良いプログラムと言えるでしょう。
しかも、カフェワークスキルはスキルクラスとして受講できるため、コアクラスで英語を学びながら、スキルクラスでカフェワークを学ぶという組み合わせも可能です。
なお、カフェワークスキルは1人につき1セッションまで受講できるとのことです。
EOPは廃止。でも「英語を話す環境づくり」は継続
以前のILSCといえば、English Only Policy(EOP)を思い浮かべる方も多いかもしれません。
現在は、以前のような厳格なEOPは実施されていません。
その背景には、ラテンアメリカ圏の学生からEOPに対する意見・クレームがあったことなどもあり、現在の形へと変更されたそうです。
ただし、「英語を話すことを促す」という考え方そのものがなくなった訳ではありません。
現在は「English Encouragement」という形で、学生に英語を話すよう声をかけたり、英語を積極的に使っている学生をStudent Awardなどで表彰したりする取り組みを行っています。
クラス内では英語を使用し、学生ラウンジでも英語を使う環境が推奨されています。
以前のように「日本語を話したらペナルティ」という厳しいルールではありませんが、学生自身が積極的に英語を使いたくなるような環境づくりを行っているということです。
まとめ:英語+αの経験を積みたい方に
今回、本間さんから最新のILSCについてお話を伺い、改めて感じたのは、ILSCが単に「英語を勉強する場所」ではなく、英語を使ってさまざまな経験をする場所へと進化しているということです。
授業では、National Geographicの教材を活用しながら、4週間のサイクルでインプットとアウトプットをバランスよく行います。
さらに、「スピーキング・会話・ディベート・発音などのスキルクラス」「毎日のアクティビティ」ボランティア活動」「Job Club」「カフェワークスキル」「英語を話すことを促すEnglish Encouragement」など、教室の外でも英語を使う機会が数多く用意されています。
特にオーストラリア留学では、「英語を学ぶ」+「現地で経験する」という組み合わせが非常に重要です。
「英語力を伸ばしたい」という目的はもちろん、「英語を使って現地の人と交流したい」「ボランティアに参加したい」「カフェで働いてみたい」「海外で働く経験をしてみたい」という方にとっても、ILSCは検討しやすい選択肢の一つではないでしょうか。
今回の訪問では、ウェブサイトや資料だけでは分からない、現地の最新の様子や具体的な取り組みについても詳しくお話しを伺うことができました。
本間さん、お忙しい中ご来社いただき、貴重なお話をありがとうございました!