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カナダ留学セミナー in 東京(2024年3月)に参加して参りました


3月20日(水)にカナダ留学セミナーに参加して参りました。


御茶ノ水に来ることがない方向音痴の私は駅の目の前にあるソラシティを見つけられず、道に迷いましたが、なんとか到着。


今回のセミナーは
1.カナダ大使館によるセミナー
2.カナダの語学学校や小中学校、高校、専門学校、大学の留学フェア
3.学校担当者や留学エージェントの親睦会
という三部構成でした。


カナダ大使館の方からはビザについて、よくある質問についてのお話しでした。


ご存知の方は多いかと思いますが、日本国籍者のパスポートには既にカナダ入国許可があり、eTAの取得のみが義務づけられています。こちらは6ヶ月までの滞在が可能ですので、語学学校に通うこともできます。6カ月以上の滞在の際には就学許可証(いわゆる学生ビザ)の取得が必要となります。


eTAとはElectric Travel Authorizationの略で電子渡航認証という意味です。ほとんどの場合は数分で審査が完了しますが、犯罪歴のある方、ブラックリスト上にある名前と同姓同名の方(本人でなくても)、健康状態の部分のチェックミスなどがあると健康診断が必要になるなどで時間がかかる場合があります。チェックミスにはお気をつけくださいとのことでした。また、魔の火曜日と呼ばれる火曜日があり、eTAオンラインシステムのメンテナンスが時々火曜日に行われるため、火曜日に渡航する際は申請ミスなどで手間取らないよう、他の曜日以上に慎重な申請が必要だそうです。


TRVとはTemporary Resident Visaの略で一時滞在ビザという意味です。こちらは日本国籍の方にはあまり関係がございませんが、申請後取得までに平均59日は要するそうなので在日外国人の方はご確認ください。


Study Permitとは就学許可証(いわゆる学生ビザ)です。6ヶ月以上の滞在の際に必要になります。ちなみに学生ビザを延長する際や日本に一時帰国してからカナダに入国する際にeTAの有効期限を過ぎていると再入国できないことがあるため、注意が必要とのことでした。


また、今年1月22日より学生ビザ申請時にPAL(Province Attestation Letter)の申請が必要となりました。こちらは州単位で発行されるものです。申請時にパスポートの提出が必要で、大阪→東京→香港→マニラと取り次がれるため、10日ほどは時間がかかります。今回PALの申請が必須となった背景として外国人の急増による家不足+「Study permit/修学許可証(学生ビザ)を取得→カナダに入国→学校をキャンセル→就労→一年間働いてExpress Entryを申請→永住権を取得」のような違法行為を行う人が後を絶たないことです。


こちらの写真が実際のPAL(Province Attestation Letter)のお写真です。


未成年の方の留学時の必要書類等の案内もございました。期間によって英訳済みの保護者による同意書や戸籍謄本、身元引受人による同意書などさまざまな提出物が必要となります。ただ、未成年という括りは明確な年齢ではなく、基本的には高校生なのか、大学生なのか、というところで判断されているそうです。


学生ビザでのご渡航では資金証明が必要です。以前は10,000カナダドル(約110万円)でしたが、20,635カナダドル(約230万円)に引き上げられました。PAL取得並びに引き上げは、先にも述べた「学生ビザを取得→カナダに入国→学校をキャンセル→カナダ国内で違法に働く」といった不法行為がコロナ以降急増したこと、コロナ禍で留学生に対する金銭的救済処置を行ったため、今後同じようなことが起きた場合に学生たちが自分自身で対処可能な状況を整えることが理由として挙げられます。


バイオメトリクス認証は学生ビザやワーホリビザ、就労ビザを取得する際に提出が必須です。日本国内では東京と大阪の2都市のみとなります。学生ビザやワーホリビザを申請する際にはスケジュール管理が必要です。


こちらの写真は空港のImmigration(入国審査)の際に発行される書類でビザの有効期限などの記載がございます。しかし、カナダでは日付けが入っていなかったり、間違っていたりすることが頻繁にあるため、受領後はすぐに内容を確認し、間違いがあれば即時指摘、またはIRCC東京オフィスへのご連絡をお願いいたします。


卒業後就労プログラム(いわゆるポスグラ)は通学期間によっては最長3年間の就労許可を得られます。かつては学生ビザ保持者やポスグラの家族にも無条件でビザが発行されていましたが、カナダへの入国や就労を目的とした家族と偽って申請する人が後を絶たなかったため、現在は大学院生の場合のみに限定されています。またカナダでは経済効果移民(Express Entry / カナダに所得税を払うことで経済を動かしているため)を使用すれば1年間のフルタイム就労で永住権の申請権を得ることができます。


日本で人気のワーキングホリデーですが、カナダの場合、6,500人という定員があり、例年9月には満員、10月末から翌年度の申請がスタートします。ではなぜカナダのワーホリには定員があるのか。これはカナダから日本へのワーホリ渡航者数と関係があります。日本では人気のワーホリですが、カナダから日本へワーホリに来る人数は一年でたった500人ほどです。日本はワーホリよりも学生として留学している外国人を歓迎し、そのような留学生が日本で働くため、ワーホリ生はアルバイトを見つけることがとても困難になります。カナダからのワーホリ生が増えることがあれば、カナダワーホリの定員数も自ずと増えるそうです。


ワーホリ参加資格は下記でございます。
・日本国籍であること
・有効なパスポートを有していること
・プロフィール提出時に18~30歳であること
・滞在中の疾病を保証する民間保険に加入すること
・滞在が終了時に帰国するためのチケット購入資金があること
・同行扶養家族がいる場合には各自滞在資格を取得していること

ワーホリビザ申請費用は年々値上げされており、現在は357ドルとなっております。


こちらのQRコードより、情報をご覧いただけます。


大使館によるセミナー後はカナダの語学学校や小中学校、高校、専門学校、大学の留学フェアに参加して参りました。語学学校は当社で提携のあるECSSLC(Sprott Shaw Language College)が参加していたため、両校の担当者さんとお話しして参りました。


ECからはマルタ校(メインキャンパス)で10年以上勤務されている中村さんから更に詳しく学校のカリキュラムや講師トレーニング、強みについてお伺いすることができました。特集ページに追記いたしますので、更新を少々お待ちくださいませ。

特集ページ→ECのおすすめポイント特集


SSLC(Sprott Shaw Language College)からはバンクーバー校で勤務されている吉田さんからSSLC独自のプログラム「キャリパス」についてご説明いただきました。ワーホリ生やキャリアアップ、海外就労を目指す方には最適のプログラムですので、ご興味のある方はお問い合わせください。また、4月より同校のトロント校ではTOEICクラスの開講が決定しております。欧米圏の学校ではIELTSやTOFELの試験対策コースはあるもののTOEICコースを有する学校は少ないので日本人には嬉しいお得情報です。


最後には学校担当者や留学エージェントの親睦会が開催されました。大学関係者が多く、英語が飛び交うインターナショナルな会でした。語学学校や留学エージェントは参加していない方が多く、ここでもECの中村さんとECや留学、海外生活について語らうとても濃い時間を過ごすことができました。


カナダ留学の詳細はこちら