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Baguio JIC視察報告


Baguio JICを私個人としては6年ぶりに訪問させていただき、同校の卒業生で元副校長の野口さんにご案内いただきました。


以前のBaguio JICはどちらかというとポップな格安校というイメージが強かったですが、IELTSコース受講の生徒が増加したため、アカデミックな雰囲気というか、いい意味でそれなりにピリっとした学習雰囲気が出来上がっていました。真面目にストイックに英語を勉強している生徒がぐっと増えた印象です。日本人生徒の約4割がIELTSを受講しており、訪問時の受講比率は、60%がESL(うちIB/ PSはほぼ半々)、35%がIELTS、5%がBusiness(特にワーホリ)となっておりました。


カリキュラムの中身もこだわっており、学習の結果が見える唯一の学校と言っても過言ではないと思います。どのコースをどのくらいの期間受講したら、どのくらい英語力が伸びるのかを明確な指標で表現してくれています。JICには教育部門のR&Dチームがあり、すべてのプログラムにおいて独自制作した教科を持っているという点も他の学校とは大きく異なる強みです。つまり、JICでしか受講できな特別な授業があるということです。このあとそれぞれ詳しく説明します。


生徒の英語レベルに応じて2種類の一般英語(ESL)コースを選択可能な点も強みです。
Baguio JICではIB ESLとPS ESLの2種類の一般英語(ESL)コースを選択可能なのですが、それぞれ特徴が異なります。


IB ESLは初心者向けのコースで、日常生活に最低限必要なサバイバル英語力を身につけることが可能です。通常のESL科目の他に「Read Aloud(音読)」「Speech Building(スピーチ)」の専門教科が含まれています。なかでも「Read Aloud(音読)」は録音が必須となっており、初心者が英語を学ぶ上で最も効率の良い学習方法となっております。


PS ESLは中・上級向けのコースで、論理的に自分の考えを述べたり、複雑な会話にもついていけるスキルを身につけることが可能です。「Discussion&Debetes(討論・ディベート)」「Presentation(プレゼンテーション)」の専門教科が含まれています。こちらのコースの場合、録音の時間がかえって非効率となるため、録音はなく、スピーキング力の根幹を鍛える学習内容となっております。


さらに再開後は「IELTSスコア7.5以上の講師が8割」というのが売りでしたが、現在は「IELTSスコア7.5以上の講師が“全員”」となっております。『IELTSスコア7.5をBaguio JICのスタンダードにする』という公約を有限実行するあたりさすがだと思いました。


Baguio JICでは、2022年4月~最新式の炊飯ジャー(韓国製)を購入し、ご飯の炊き方にまでこだわりをもっています。コロナ前から続く食へのこだわりをさらに昇華させていました。現在は、白米以外にも五穀米のような健康志向なご飯と2種類から選べるようにグレードアップしていました。


JICのキャンパスにはKマートというスーパーマーケットがあり、そこには生活に必要な物資は何でも揃っています。また、韓国人が経営している本格パン屋さんがあり、美味しそうなパンがズラッと並んでいました。


また、学校に隣接している施設として品数豊富なスーパーマーケットまであります。いわゆる売店のようなイメージを持っていたのですが、想定していた以上の品数で驚きました。


食の選択肢が豊富な点も満足度が高いポイントです。
「作る」「買う」「食べる」の3パターンから選択できることから食に関するクレームが起きにくい環境です。


Baguio JICの敷地内には一般客(ハイソな客層)のカフェがあり、セキュリティも万全です。


Wi-Fiも数年前より強くなっておりました。以前、オンライン会議が必須だった生徒さんに、オフィスWi-Fiの利用を特別に許可した事例もあるそうです。必要とあらば柔軟に「あったらいいな」を提供してくれるスタンスは変わっておりません。


お部屋も休校中にリノベーションを続けていたため、前回訪問時より格段に綺麗になっていました。再開後特に人気なのはこの4人部屋スタジオタイプだそうです。


リーズナブルなだけでなく、枕元にコンセントがあり、カーテンで区切られているためプライベート空間が確保できる点が人気の理由です。


ベッドの手前にもスーツケースを収納できるだけのスペースがあり、こまやかな配慮を感じました。


続いてロフト4人部屋のご紹介です。家具などのインテリアが刷新されておりました。簡易キッチンは健在です。このスペースで異文化交流できそうです。当社では2ヵ国留学の方などには人気のお部屋タイプとなっております。


最新情報として、ロフト4人部屋のベッド間に敷居が出来ました。これにてロフト4人部屋も隣の人と目が合わない作りになりました。学校側の細やかな配慮を感じます。


トイレとシャワーが分かれているので、複数人部屋でも朝の混雑の影響も少ないと思います。


アラブの学生も在籍している珍しい国籍バランスで、日本人だけで固まっているグループが極端に少ない学校という印象です。日本人1名とアラブの学生3名でシェアハウスのようなキッチンエリアで、夜食を食べたりしていました。このような環境があるため、異文化コミュニケーションもしやすく、EOPのようなルールを設けなくても学生同士の距離がグッと縮まります。


見えない部分で細やかなサポートをしています。例えば、EOPの注意の仕方や英語環境のセッティングなどです。留学の初期段階で、EOPのルールを守ることの重要性よりも外国人の友人を作ること(英語環境に身を置くこと)の方がはるかに重要だということを教えてくれます。


このサポートの一環として、毎週到着週の土曜日にシティツアーを催行してくれます。あえて、現地のジプニー(乗り合いバス)に乗る経験をさせてくれ、異国の地で1人で生活できるだけの基盤を作ってくれます。そして、外国人の生徒と話すきっかけをそっと用意してくれます。


最近あった唯一のクレームが「クラス間の移動が大変です・・・」というご意見だそうです。JICでは、クラス間の休憩時間が5分しかないため、建物間を移動する必要がある場合、稀に起きてしまうそうです。言葉を選ばずに言うのであれば、こんな些細な事すらも「事前に周知して欲しい」という学校の姿勢に感動しました。かねてからこうしたデメリットも包み隠さずお話してくださるので信頼できる学校です。


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