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新型コロナウィルスの現状と各国/学校の対策



中国の武漢市において、令和元年12月以降、新型コロナウイルスによる肺炎の発生が報告され、中国を中心に、世界各国からも発生が連日報道されています。当初の中国政府の発表とは異なり、ヒトからヒトへの感染が認められていることからも厳戒態勢が敷かれています。既に留学を決められ渡航前の方や、現在カウンセリング中の方々の中には、今回の件を受けて渡航を躊躇されている方もいらっしゃるかと思います。そこで、同ウイルスに対する各国の対策や学校における感染予防対策をまとめます。


現在の世界での感染者数は下記WEBサイトでご確認いただけます。
●Worldometer
https://www.worldometers.info/coronavirus/

フィリピン

現状は?(2020年2月2日時点)

2月3日の時点で、フィリピン大統領から中国籍問わず、フィリピン国籍及び永住者以外、香港やマカオを含む、中国全土からの入国を禁ずる発表がなされており、さらにはフィリピン人に対しても中国全土への渡航禁止令が出ております。国としての水際対策はうまく機能しているとの見方が多くなっております。その後、2月10日には、台湾とフィリピン間の渡航制限が発表されました。これにより、中国全土・香港・マカオに加えて台湾経由でのフィリピンへの入国が出来なくなっておりましたが、2月14日にはフィリピン政府は、台湾に係る入国・渡航禁止措置を解除したことを発表しました。引き続き、香港・中国・経由で航空券をお取りいただいている方はフライトの変更をお願いしております。これから航空券を取得される方につきましても香港・中国・経由便のご予約はお控えいただきますようお願い申し上げます。

国や学校の対策は?

学校ごとに若干の違いはありますがおおむね下記のような対策を講じております。

  • 在学中の学生に公共の場や人が多い場所への出入りの注意呼びかけ
  • マスク要求時に無料提供、およびマスクの使用推奨
  • ハンドソープ・アルコール消毒剤の設置
  • 防疫/クリーニング強化
  • 体温計配置、常時チェック
  • 肉・卵・その他食材の入念な調理
  • 症状が見られた場合の迅速な対応
  • 学校スタッフ・先生のマスク着用
  • ステンレス製カップ・トレイを常に熱湯除菌
  • お湯(飲料)の常時提供
  • 動物との接触を避けるよう呼びかけ
  • 看護師常時勤務

他には?

  • 2月3日(月)から2週間の期間(潜伏期間とされる14日)は全学生に対しリゾートエリア及びショッピングモール、アイランドホッピング等の参加取り止めを推奨
  • 2月3日(月)のオリエンテーションより、ショッピングモールの案内を控え、スーパーマーケットへ変更
  • 全従業員に対しても、体温チェック及び、通院履歴を確認し、感染ルートをできる限り遮断するよう対策

まとめ

各学校の迅速かつ柔軟な対応/対策のおかげで、少なくとも当社が提携している学校では被害はありません。国レベルで見ても日本よりも厳戒態勢が敷かれています。今後も発熱・咳・息切れ・呼吸困難・その他呼吸器系の症状が見られた際には、同ウイルス感染の可能性も考えられる為、即時対応をする形となります。飛沫感染や接触感染に充分留意し、事後経過を見ていく必要があります。

オーストラリア

現状は?(2020年2月2日時点)

中国で感染者が多発している新型コロナウイルスでオーストラリア政府は注意勧告を発表しました。州保険省および州教育省は過去2週間で中国本土・香港を訪れた子供たちが、帰国後14日が経過するまで学校や保育サービスに参加しないよう通達しています。2月1日、豪州政府は、新型コロナウイルスの水際対策として新たな措置の導入を決定しました。これによりますと、本日以降、中国本土に立ち寄った外国人(豪州永住者を除く)は、中国本土を出国または通過した時点から14日間は豪州に入国できなくなります。豪州国民と永住者、及び家族(配偶者等)はこの対象外です。この措置は一時的なもので、14日後に再検討される予定です。この措置にもかかわらず豪州に到着した外国人で直ちに引き返さない場合は、強制検疫の対象になるそうです。

豪州政府の発表はこちら

●在シドニー日本国総領事館
中国における新型コロナウイルスに関する注意喚起(その6)
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcspotinfo_2020C021.html

現状は?(2020年3月6日時点)

3月5日付けで、オーストラリアで新たに韓国からの入国に制限がかかり、イタリアからの入国はイタリア出国前とオーストラリア入国前に入念な医療スクリーニングを義務づけると通達されました。3月5日時点では、中国、イラン及び韓国からの渡航禁止を発表致しております。

国や学校の対策は?(2020年3月6日加筆)

2月1日、豪州政府は、新型コロナウイルスの水際対策として新たな措置の導入を決定しました。

レベル4『渡航中止勧告』

  • 中国国土を出国または通過した外国人旅行者はオーストラリアへの入国ができない。
  • アジア超大国を出国または通過した外国人旅行者は、その出国、通過後14日間はオーストラリアに入国できない。
  • オーストラリア国籍者、永住権保持者、又は彼らの近親者、扶養者、法的保護者や配偶者は厳しい検閲対象外となる。
  • 新規制は1日より適応され、14日後に再検討されるものとする。

また、空港や学校でも以下のような対策を行っております。

  • 空港で体温チェックがあり、熱がある方は検査を受けてもらいます。
  • 過去14日以内に中国にいった方は入国できません。
  • 現在NSW州では4名発症者が確認されておりますが、全員が隔離病棟におります。(日本の面積の2倍以上のあるNSW州で4名のみということで現地ではあまり不安がっていない気配があります。)
  • 中国からのフライトにキャンセルが出ております。
  • 中国からの新入生または過去14日以内に中国に一時帰国をしていた生徒は通学を禁止としております。
  • また14日たった後も、病院での診断書を提示いただいた上で通学していただくようにしております。
  • 新しい生徒のフライト情報を確認し、どこの都市を経由したかも確認しております。
  • 学校内ではうがい、手洗いを推奨するよう授業内でも呼びかけを行い、校内に消毒用にアルコールを各階置いております。
  • 中国のエージェント、保護者、生徒に向けて、随時情報の更新と学校からの通達をしております。
  • 全ての入学生とホリデーから戻ってきた生徒に渡航歴、入国日、フライト便を確認しております。
  • 全生徒に体温計(体に触れないタイプのもの)で体温チェックをお願いしております。※37度を超えている場合は病院での診察とその診察書の提出を義務付けています。

オーストラリアではコロナウィルスの検査を無料で提供されておりますので、渡航後に万が一、発熱などの症状があった場合は、専門機関で念のため検査を受けていただけます。
その際は検査結果が出るまでに数日かかり、検査結果が出るまでは自宅待機となります。

まとめ(2020年3月3日加筆)

フィリピン同様、当社が提携している学校では、現時点で感染した生徒はおりません。オーストラリアは入国管理局が厳しくしてくれている為、最小限の人数で感染を抑えられているようです。下記、最新のニュースと移民局のアップデートのURLです。
https://www.news.com.au/travel/travel-updates/health-safety/queenslands-premier-demands-government-ban-china-flights-after-tenth-australian-case-confirmed/news-story/6006599d9ddfef68bcc01890a2f0156a

https://www.foreignminister.gov.au/minister/marise-payne/media-release/updated-travel-advice-protect-australians-novel-coronavirus

オーストラリアの航空会社カンタス航空は北京と上海の便を3月29日まで一旦キャンセルすることに決定しました。航空券手配は日本からのダイレクト便(全日空、カンタス、日本航空、ジェットスタ-日本からオーストラリアまで直行経由の国内線移動など)を手配して頂けますようお勧めします。
2月2日(日)時点で、ホームステイ先から新型コロナウイルスで懸念され受け入れをキャンセルされた事例がございます。日本からダイレクトで来るか聞くホームステイファミリーも増えております。コロナウィルスがお年寄りなど免疫力の弱い方に影響が強い事から、生徒の受け入れを自粛している家庭がございます。

ニュージーランド

現状は?(2020年2月2日時点)

ニュージーランド政府は新型コロナウィルスへの対策として、2月3日(月)付けで下記のように中国からの入国を制限することを発表いたしました。

  • 中国本土からの渡航者、または中国本土経由の渡航者全ての入国を拒否する。
  • 香港、台湾、マカオは例外とする。
  • ニュージーランド市民、ニュージーランド永住権保持者とその直近の家族は例外とする。
  • ニュージーランドを居住地とするオーストラリア市民、オーストラリア永住権保持者は例外とする。
  • この措置は2月3日より14日間の予定だが、48時間毎に再考される。

2月2日付にニュージーランドの行政は中国本土からの渡航者(中国本土での乗り換えも含む)においては入国を規制しております。これは最大2週間の予定でしたが、15日付で8日間延長され、24日付でさらに8日間入国規制を延長すると発表がありました。これは48時間ごとに見直しがされるようですが現段階では規制が緩和される傾向にはありません。※2020/2/26追記

現状は?(2020年2月28日時点)


27日、NZ外務貿易省発出の日本に関する渡航情報が、従来の「通常の安全上の注意(Exercise normal safety and security precautions)」から「より高度な注意(Exercise increased caution)」へ引き上げられました(注)。理由は新型コロナウイルス(COVID-19)の発生及び関連の健康上のリスクのためとされています。

(注)NZの渡航情報は以下の4段階
・通常の安全上の注意(Exercise normal safety and security precautions)
・より高度な注意(Exercise increased caution)
・不要な渡航の回避(Avoid non-essential travel)
・渡航禁止(Do not travel)

NZ保健省により、新型コロナウイルスに関する日本語の案内が作成されました。HPに掲載していますので、以下のリンクをご覧下さい。
https://www.auckland.nz.emb-japan.go.jp/files/000571583.pdf


27日、NZ保健省は、新型コロナウイルスの「感染確認基準」(Case Definition of COVID-19 infection)を見直し、日本への渡航歴も基準の一つに加えることとしました。この基準では、新型コロナウイルスへの感染が懸念される国・地域を二つのカテゴリーに分け(日本は「カテゴリー2」に分類)以下のとおり呼びかけています。

●カテゴリー1:中国本土
過去14日以内に,カテゴリー1に渡航又は通過した人は、14日間自主隔離し,カテゴリー1の国を出発した後にヘルスライン(0800-611-116)に連絡すること。

●カテゴリー2:香港、イラン、イタリア、日本、韓国、シンガポール、タイ
カテゴリー2に渡航又は通過した人で、発熱、咳、呼吸困難の症状がある人は、以下のCOVID-19専用ダイヤルに電話するか、又はかかりつけ医に電話で連絡すること。

〔COVID-19専用ダイヤル〕
 0800-358-5453(無料)
 64-9-358-5453(NZ国外から)

【NZ保健省が発表した新型コロナウイルス感染確認基準】
https://www.health.govt.nz/our-work/diseases-and-conditions/covid-19-novel-coronavirus/covid-19-novel-coronavirus-information-specific-audiences/covid-19-novel-coronavirus-resources-health-professionals/case-definition-covid-19-infection

現状は?(2020年3月2日時点)

ニュージーランドでも新型コロナウィルスの感染者が2月28日(金)に1人確認されました。感染者はその2日前の2月26日(水)にイランから到着し、その後オークランド病院にて隔離されています。ニュージーランド政府はこれを受けて、中国本土からの入国規制の延長に加えてイランからの入国を規制したことを発表しました。また3月2日(月)から韓国及びイタリアからの入国者に対する自主隔離を強制する対策を検討しています。今のところ日本からの入国制限は無く、自主隔離等の対応も発表されていません。

国や学校の対策は?

現在の所、ニュージーランドでは新型コロナウィルスの感染者は確認されておりません。
各学校では、既に入国している中国からの生徒に14日間の待機期間を設けるなどの対応をしています。

ニュージーランド保健省の最新情報は下記リンクよりご確認いただけます。
https://www.health.govt.nz/our-work/diseases-and-conditions/novel-coronavirus-2019-ncov

国や学校の対策は?(2020年3月5日時点)

移民局によるニュージーランドへの渡航制限にも追加条項が増え、現在は以下の制限がございます。

・過去14日間にイランまたは中国本土に渡航、または経由したした外国人の入国を拒否(香港、台湾、マカオは例外)
・過去14日間にダイヤモンドクルーズに乗船していた外国人の入国を拒否
・ニュージーランド市民、ニュージーランド永住権保持者とその直近の家族は例外
・ニュージーランドを居住地とするオーストラリア市民、オーストラリア永住権保持者は例外

また、ニュージーランド保健省の指導により、下記に当てはまる場合は到着後、14日間の自己隔離をする事とされています。

・過去、中国本土、イラン、イタリア北部、韓国に渡航していた、または経由した
・過去14日に新型コロナウイルス感染者と濃厚接触があった

現段階では、日本からの渡航制限はありませんが、先日、お知らせしましたように日本はニュージーランド保健省により、カテゴリー2の国に指定され、渡航者は発熱,咳,呼吸困難の症状がある人は,以下のCOVID-19専用ダイヤルに電話するか,又はかかりつけ医に電話で連絡することとされています。

新型コロナウイルスに関する状況は、ニュージーランドでも刻々と変化しておりますので、渡航のご予定のある生徒様には、ニュージーランド移民局や保健省の情報を注視して頂くようお願いいたします。

ニュージーランド移民局:https://www.immigration.govt.nz/about-us/media-centre/news-notifications/coronavirus-update-inz-response
ニュージーランド保健省:https://www.health.govt.nz/our-work/diseases-and-conditions/novel-coronavirus-2019-ncov

今後、ニュージーランドへ渡航する予定の留学生(短期も含む)への注意事項(2020年2月28日時点)

以下、各学校やホームステイ、受け入れ条件となりますので、熟読の上、ご理解頂ければ幸いです。

  • 渡航前の2週間は各自の責任の元、きちんと健康管理をし、万全の体調を維持する様に心がけて下さい。
  • 渡航前に何らかの症状が出た場合は、直ぐに医療機関に行き、状況によっては渡航を取りやめる事もご考慮下さい。もし、渡航をされる場合は医師からの英文の診断書を持参の上渡航して頂くほうが宜しいかと思います。
  • もし、到着後に症状が出た場合は、ホームステイに入居する前に医者に行き、医者のクリアランス(診断書)を貰わなければいけません。
  • ホームステイや学校の決定によっては2週間の観察期間を設けられる場合がありますが、実質問題として学生様が1人で2週間滞在できるという環境はありませんので、帰国できる場合は直ぐに帰国、もしくは帰国できない場合は日本の保護者様が直ぐに現地に渡航され、学生様と一緒に滞在して頂く事になるかと思います。
  • 渡航後にコロナウイルスにかかっている可能性がある判断された場合は、直ぐにニュージーランド国の決められた機関へ連絡をし、国のヘルスシステムによって隔離入院となると予測されます。病院より国の検査機関に連絡がはいり、規定の場所に隔離されますので、それ以降は日本領事館の協力の元、ニュージーランドの保健省とのアレンジとなります。この場合はホームステイに滞在するというオプションはありません。
  • 殆どのニュージーランドの保険会社は1月末以降、コロナウイルスに関連する保険請求は保証しないという声明を出しています。そのため、高額な入院費用は自費での負担となる事を事前にご理解、ご了承ください。弊社経由でユニケア保険やサザンクロス保険をご利用の方も同様で、保証の対象外となりますので、ご理解ください。日本の海外旅行保険をご利用の方は、各自の責任のもと、保険適用になるかどうかをご確認の上ご渡航下さい。

まとめ

今の所、日本からの直行便で渡航される生徒様への直接的影響はあまりございませんが、オーストラリア同様、中国経由の便では渡航できませんので、経由便をご利用の方は代替の便が必要となります。また入国審査の自動ゲートが閉鎖され、ニュージーランド人を含む全ての入国者は入国管理官と対面での審査を受けることになりました。学生ビザやワーキングホリデービザなどをEビザでお持ちの方は、入国審査の際に、必ずパスポートと一緒にビザのプリントアウトを提出するようお願いいたします。(当社の提携オフィスから、ワーキングホリデーの方でパスポートだけを提出した為に、観光ビザで入国された方がいたとの報告が入っております。移民局のミスとはいえ、後日訂正にお金がかかった事例があったそうです。)さらにニュージーランド移民局の北京オフィスが閉鎖されたため、ビザの審査に時間がかかることが予想されます。これからビザ申請をする方には、早めにお手続きをお進め下さい。今のところ日本からの入国制限は無く、自主隔離等の対応も発表されていません。

カナダ

現状は?(2020年2月2日時点)

●ブリティッシュコロンビア州
現在、コロナウイルス感染が確定したケースは2件となっており(1月30日に行われた114件のサンプルテスト中)、現在のところ感染のリスクは低いとみられているようです。

コロナウイルスの最新情報はBC Centre for Disease Controlのサイトにて確認することが出来ます。
http://www.bccdc.ca/about/news-stories/stories/2020/information-on-novel-coronavirus
(平日の毎朝アップデート)

●オンタリオ州
現在、コロナウイルス感染が確定したケースは3件となっており(1月30日に行われた139件のサンプルテスト中)、現在の所感染のリスクは低いとみられているようです。

コロナウイルスの最新情報はOntario州政府のサイトにて確認することが出来ます。
https://www.ontario.ca/page/2019-novel-coronavirus-2019-ncov
(平日の午前10時30分アップデート)

現状は?(2020年2月25日時点)

カナダは感染者の数も現在全国で10人で、街の中でマスクをしている人を見かけることが珍しいくらいです。
https://www.canada.ca/en/public-health/services/diseases/2019-novel-coronavirus-infection.html
4週間程前は新しいウィルスで感染者がでたとのことで、マスクをしている公共交通機関の職員もおりましたが、今ではその光景を見かけることもありません。

現状は?(2020年3月10日時点)

現在のカナダのコロナウィルス感染者数 (2020年3月9日現在)
British Columbia 州 27人
Ontario 州 34人
Quebec州 4人
Alberta州 4人
計:69人

国や学校の対策は?

  • 現在の所、カナダでは新型コロナウィルスの感染者はほとんど確認されておりません。
  • 語学研修機関の場合、ビザ発行要件上の事由により、中国本土からの留学生はごく少数というのも要因の一つです。
  • その上で現時点では今後渡航予定(コース開始予定)の中国及び香港・マカオからの生徒さん方には渡航時期の延期をお願いをしています。
  • 各学校の生徒向けに、感染予防のための基本的なご案内や、ご相談などがあった際にサポートを行える体制を整えております。
  • 合わせまして、日本国内では留学先現地でのアジア人差別などを心配されるケースなども発生しているかと思われますが、これを受けて各学校では、各教室やSNS、オンラインツールを通じて、特定人種や国籍の人々に対する疎外行為や差別的言動を一切認めないことを、共通のポリシーとして改めて周知を行っております。
  • ウェブサイトやキャンパスでのポスター掲示を行い、学生やスタッフに手洗いやハンドサニタイザーを利用するよう推奨しております。
  • ファシリティースタッフが定期的に教室をまわり、サニタイザーでドアノブを消毒して、学生さま、教師、スタッフが安全に過ごしていただけるよう心がけております。
  • 国籍問わず、熱、風邪、咳などの症状がある学生へは14日間の自宅待機としており、休暇扱いとしている学校もあります。

国や学校の対策は?(2020年3月10日時点)

<現在のカナダ政府による日本人受け入れに関する方針>

現在カナダ政府では日本に滞在をし、カナダに帰国をした旅行者に対して隔離設置を行っておりません。
また、カナダ政府のウェッブサイト上では日本における健康関連の注意レベルは「レベル2(特別の警戒を行う事)」となっており、カナダ人が日本へ渡航する際の渡航の取りやめを推奨はしておりません。

ただ、カナダに入国してから14日間に熱、咳また呼吸困難などの症状がないかを自己モニターし、もし万が一そのような症状があれば他人との接触をさけ、州の健康保健機関へ連絡をするようアドバイスしております。また手洗いをよく行い、咳やくしゃみをする際は口や鼻を覆う事を推奨しています。

カナダ政府、又州政府の方針に関しての詳細は下記にてご確認いただけます。

●Government of Canada:Travel Health Notice
https://travel.gc.ca/travelling/health-safety/travel-health-notices/216
●在バンクーバー日本国総領事館からの案内
https://www.anzen.mofa.go.jp/od/ryojiMailDetail.html?keyCd=79966
●BC州
https://travel.gc.ca/travelling/health-safety/travel-health-notices/216
●ON州
https://www.ontario.ca/page/2019-novel-coronavirus

まとめ

特筆すべき注意点はいまのところありません。オセアニアやフィリピンのような政府の勧告もないレベルではありますが、感染のスピードが非常に早く、刻々と状況が変わっております。最新情報のご確認をお願い致します。カナダ政府が渡航後14日間の自宅待機を義務付けているというような内容のニュースが広まっておりますが、完全な誤報です。あくまでも、自主的な待機を推奨されているというもので、義務ではありません。症状の全くない方に関しては、普通に過ごしていただいて全く問題のない状況です。