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CNE1視察報告


2010年にターラックに開校した日系の名門語学学校CNE1を訪問させていただきました。

2010年の開校当初はフィリピン国内の日本人経営校はセブ島にはなくルソン島に3校しかなく、CNE1は、他の語学学校と一線を画し、語学学校という機能だけでなく、現地の小中高等学校に加えカレッジ(母体校)まで有しており、唯一のフィリピン政府高等教育委員会(CHED)認定校で、自社施設のキャンパスがあるフィリピンで最も歴史のある日系校の1つとなっております。

ルソン島北部では唯一の正式なTESOL Certificate(英語が母国語ではない人々向けの英語教授法に関する資格)を発行できるフィリピン北ルソン島のTESOLセンター(英語教師養成機関)として英語講師陣を育てることもでき、日本の高校生年代に広く受け入れられている英検に関しても、準一級まで受けることができる語学学校と言う枠を超越した専門教育機関です。

日本の企業や教育機関から講師の派遣依頼が殺到していることもあり、将来的には母体校に英語教師養成コースを作る予定もあります。

日本⇔フィリピンにて相互学習ができるよう、キャンパス内にて無料で日本語教育を行い、日本の中小企業に高度人材(IT分野)を紹介できるような取り組みも行っており、日本の青森にあるグループ校の八戸学院をはじめ、日本の教育機関からは社会人層だけでなく、高校や大学生も積極的に受け入れています。フィリピン側での受け入れ機関として、自社グループで運営する総合病院で日本の生徒の医療サポートも行うこともできます。

フィリピンにある8つのトップ大学とも提携しており、同学生の日本企業への就職サポートも行っており、CNE1に通う日本人学生にはアジア就職のご案内を差し上げています。

ただ英語学習を提供する教育機関ではなく、高校生を対象に今年からは新たに提携パートナーの八戸学院グループが設立した「世界を旅して学ぶ学校 インフィニティ国際学院」が開校しており、1年目はCNE1でみっちり英語学習に取り組み、2年目は20カ国を周り生きた英語を身に付け、3年目は就職や進学等、個々のニーズに合わせた学習の提供を実施します。

新設する高校は日本の名だたる起業家や実務家等が20名以上サポーターとして参画しており、就職や進学だけでなく、起業を目標とする方などに対して、個々のニーズに合わせた少人数クラスで高品質な教育・サポートを行います。同高校は通信制高校と提携しているため、オンライン学習で高卒資格を取得することが可能となっております。

共同代表の井坂さんは、青森県の八戸学院 国際教育局 国際教育センター フィリピンセンター長も兼任しており、日本で人口減少が最も深刻な1つである青森県にも大きく貢献しており、無料の日本語教育センター等、他校にはないさまざまな取り組みが評価され、日本の経済産業省からのCNE1視察訪問を受け、NHKをはじめとした数多くのメディアにも取り上げられています。

16ヘクタールというフィリピン最大の敷地面積を有している語学学校としても知られており、敷地内にはオーガニック野菜を作る農園や、ワニやダチョウなどがいる動物園、他にも銀行のキャッシュカードやパスポートなどに埋め込まれているICチップの工場も建設中で、工場の中のセキュリティは、アメリカの国防省やFBIでも使われているフィリピン最高レベルの万全なセキュリティシステムを設置しています。

学校が位置するターラック州では、フィリピン初の環境配慮型都市(スマートグリーンシティ)である「ニュー・クラーク・シティ」の建設を進めています。マニラから政府移転構想、新国際空港、高速鉄道、高速道路、大学などの教育機関の建設など、総額約1兆5千億円の超巨大プロジェクトが進んでいます。

将来的にはフィリピン第二の都市であるセブの都市規模を上回る予定ということもあって、CNE1では新たに追加の土地を取得する方針で、CNE1キャンパス内に国内外からIT企業などを誘致し、経済特区エリアを開発することを構想しています。

CNE1キャンパスがあるターラック州サンマニュエル市には、CNE1グループのフィリピン最大のICチップ工場、世界最大の食品飲料会社 ネスレ社の巨大工場、フィリピンで有名なスナック大手食品会社のREBISCO社の工場を建設中で、ターラック州で新たに造られた陸上競技場では、今年11月に東南アジア競技大会2019の開催が決定しています。

また、車で1時間程度の距離に位置するクラーク国際空港は現在、第二ターミナルを建設中で、マニラからは日本政府からの円借款で電車の整備が進められ、完成後はマニラからクラークまで55分で移動できるようになります。

土地面積が飽和状態のマニラに代わり開発されるクラークNew Cityは、40%を居住エリアや商業施設等の開発に充て、残りは自然環境を生かす未来都市を目指し、次世代通信規格「5G」の整備も進められます。

現在は八戸学院グループの東京窓口がCNE1の関東、東北地域のオフィスとして機能していますが、世界屈指のカフェの街としても知られるメルボルンで「ラテアート世界チャンピオン」に輝いたCNE1のパートナーの下山修正氏とCNE1創業者の井坂が共同で、新たに大阪にメルボルンスタイルのカフェ 兼 バリスタスクールのPathfinder Xnobuのオープンも決定しており、同カフェでは「バリスタスキル+英語コース」の提供もスタートさせ、関西圏のCNE1窓口にもなります。

新規オープンのカフェで講師を務める「ラテアート世界チャンピオン」の称号を持つ下山氏は、カフェの街メルボルンにてワーホリメーカーを中心にバリスタ育成の技術指導を行い、91.4%以上の学生を就職に導いた敏腕指導者でもあります。

このカフェで提供されるメルボルン育ちの世界一のラテを味わえるテイクアウト型店舗となる予定で、「バリスタスキル+英語コース」を受講する学生には、実践型(客対応等)の訓練を受けていただき、夜はフィリピンにあるCNE1のフィリピン人講師とスカイプでバリスタ英会話をマンツーマンで受講していただくようになっており、独自開発のバリスタ用テキストも用意しているほどです。

上記の通り、CNE1はさまざまな取り組みをする教育機関となっていますが、全てに共通して言えることが「学ぶ」ということです。

代表の井坂さん自身、アメリカのスタンフォード大学近くの語学学校に通っていた経験があり、その後、カリフォルニア大学でマーケティングプロフェッショナル資格認定プログラムを修了し、スペイン語にも興味を抱いていたため、同大学在学中のクラスメイトにグアテマラでのマンツーマン留学を教えてもらい、実際に同国での留学を実現し、その前後には先進国から途上国を含めた18カ国を渡り歩き、日本語学校の運営等にも携わってきた「教育のスペシャリスト」です。

フィリピンでは当初、セブでの学校設立を考えていましたが、すでに多くの韓国系語学学校が進出していたということもあり、未開の地でもあったターラックを選択し、2009年にマンゴー農園を切り開いて学校を開校させた経緯があります。

教育だけでなく学校建設などにも深く携わり、「すべてのことを自分たちで完結する」ということをモットーに、学校建設やリノベーション、オーガニック野菜の栽培、動物園運営・管理、インフラの(治水工事)整備等、全て自社で行い、自校で持つ浄水器で作られたウォーターサーバーの水は、保健所に検査を依頼するほどの徹底ぶりで、もちろんウォーターサーバーマシーンの品質管理も行っています。

オーガニック専門の従業員も雇用し、自分たちで育てた鳥や豚、野菜などは学食でも提供されており、体のことなども真剣に考え、将来的にはキャンパス内にデトックスセンターの開設も予定しています。

CNE1開校当初は留学業界からセブでもマニラでもない知らない田舎町に学校を設立したので、良いイメージを持たれなかったとのことですが、ターラック州で最も貧しいエリアにあえて学校をオープンさせ、人材雇用に貢献してきただけでなく、現在は優秀な人材育成にまで携わっており、フィリピン全国で最も若い女性市長であるサンマニュエル市長(27歳)とも手を取って、さらなる雇用拡大にも力を入れています。

講師陣は全員が正規雇用で福利厚生も完備、さらに安定した固定給となっており、70%もの講師を学校敷地内に無料で居住させ食事まで提供しているため、世界的に従業員への待遇が良いとされている「Googleは、食事(2回)と軽食を無料にしていますが、CNE1は3食、宿泊費、掃除洗濯、光熱水費、インターネット費用など全て無料で、Google Asia(フィリピン)を上回る好待遇」と言われることもあります。

3カ月に一度ボーナスを支給し、年一回のTeacher of the Yearに選ばれた講師は無料で日本に行く権利を得られるため、講師陣のやる気向上にも繋がっており、講師の平均勤続年数は4年半とフィリピン国内でも屈指のベテラン講師が揃っています。

CNE1の教材は日本人向けに作られているため、学生の多くは日本人となっていますが、ほとんどの講師が敷地内に住んでいるため、ホームステイ型の生活を送れることも特徴の一つです。

同校での留学を決定した学生に対しては、渡航3カ月前から卒業まで格安でネットコンテンツ(英語学習)の配信を行っており、学生は間違えた箇所のみ解説を受けることができ、卒業後もオンライン学習を継続して行うことができます。

留学前にTOEICで600点程度獲得していることで、留学開始後はアウトプットを中心に英語学習を進めることができますが、同校の英語コースのレベル分けは10段階に細分化されているため、初心者から問題なく受け入れることができます。
これまで、広告・宣伝なしで4,000名以上の卒業生を輩出してきましたが、最上級レベルのアドバンスで卒業した学生は片手で数えられる程度で、欧米の語学学校をも上回る厳しいレベル分けを採用していますので、上級者にもお勧めの環境となっています。

入学時にはレベルテストの後に日本人スタッフとのカウンセリングを経て、学生自身が目標に向けて学習を進められるように調整していただけます。現地到着後にコースを決定することも可能で、万が一、講師が合わない場合は1週間に一度、無料で変更リクエストを出すこともできます。

教育の質に絶対的な自信を持っているため、全ての学生のスピーキングテストを開示し、90%超の学生がスコアアップに繋がっています。

平日の15時からはフリークラブがあり、スピーキングクラスやEOP(English Only Policy)クラス、フィリピン人学生とのLanguage Exchangeクラスなどが用意されています。
金曜日の20:00-23:00には学校内(指定場所)での飲酒が許可され、希望者は先生達と飲酒をすることができるようにもなっています。

ITコースに関しては、「ビジュアルプレゼン」としてフォトショップ等を使い、教材は日本語訳とイラスト付きの分かりやすい独自開発テキストを使用し、マンツーマンレッスンを中心に授業が進められています。

学校内にはフィリピントップクラスとも言える200メガのネット回線を完備し、毎日の掃除、部屋まで持ってきてもらえる週3回のランドリーサービスが評判で、電気代も追加料金なしの固定制となっています。また、他校では個人で準備するトイレットペーパーやドライヤーも無料提供で、食事は年末年始なども含め、365日毎日3食提供されます。

学生寮は費用を抑えたい方向けの施設から親子留学向けの施設、プライベートを充実させたい方向けの施設等、個々のニーズに合ったお部屋のお手配が可能となっており、トイレにはトイレットペーパーを流すことができます。

将来構想としては、散歩、ジョギングができるスペースやジム、プールなどの整備も行い生徒達の健康サポートもしていきたいと考えています。

近年、セブを中心に相当数の語学学校が開校し、同時に淘汰されている学校もありますが、CNE1は高品質なレッスン提供はもちろん、充実の学生ケアなど、リピーター・口コミはフィリピンNo.1と言っても過言ではありませんが、歴史を読み、常に時代に合ったサービスの提供に心掛け、総合教育機関としてだけでなく、さまざまな事業の柱を有しているため、学校経営も群を抜いて安定しています。

CNE1についてご不明点等がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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