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カウンセラーの嘆き~割引エージェントとの終わりなき戦い~


当社:
「1から100までカウンセリング」

割引エージェント:
「○万円割引しますよ!」

大変残念なことに、今年もこのような流れが多数見受けられました。




何が問題なのか?

『同じものなら1円でも安く!』この鉄則は今の時代では当たり前だと思います。

我々カウンセラーもネット等で最安値を探しますし、消費者として当然の権利だということも理解しています。
問題なのは、割引禁止の学校にも関わらず、独自判断で割引をしてしまっているエージェントが存在することです。

これでは正直に運営している会社が、まるで「ボッ○クリエージェント」のような扱いを受けてしまいます。

相見積を取った際に、

「あれ、○○って最安値じゃないじゃん。」
「信頼してたのに、ウソつかれた・・・。」


となってしまいます。




なぜ、起こるのか?

これが起こる理由は主に以下の3つではないかと当社では考えています。

  • 情報管理不足(エージェント側)
  • 企業倫理観の欠如(エージェント側)
  • 学校側の黙認

●情報管理不足(エージェント側)

これは2つのケースが考えられます。

① エージェント(会社)がそもそも業務提携契約書を読んでいない。または、読んでいるものの社内で共有できていない。
② カウンセラー(個人)が「割引禁止校」を把握していない。


②の場合、無意識下での行動のため、さらにタチが悪いです。
「禁止事項」だという認識のないまま、カウンセリングにのぞんでいるため、プロ意識の欠如とも言い換えられます。

●企業倫理観の欠如(エージェント側)

実際に確認したケースでは、学校にばれない様に、「門外不出」という見積を作っている会社もありました。

また、足がつかないよう、Skypeやカカオトーク、LINEなど水面下で割引を持ちかけるケースもあると聞きます。

『教育の入り口に立たせてもらっている』という意識もなく、『利益になればいい』という考え方の会社が増えてしまうのも考えものです。

●学校側の黙認

実は、学校側としては、エージェントが割引しようがしまいが、利益は変わりません
これは、エージェントの宣伝料(紹介料)の中から割引をしているためです。

中には宣伝料(紹介料)すべてを割引にあてている自爆テロのような見積を見ることもあります。
また、割引エージェントからの送客がメインの場合、学校側も強く言えないというケースもあります。




割引禁止校で割引が発覚するとどうなる?

万が一現地で割引が発覚した場合、結果的に留学生側にリスクが発生してしまいます。
実は、学校と提携を結ぶ際に「現地にて割引が発覚した際は退学処置となります。」といった条項があります。

学校によってはエージェント側での割引を一切禁止していたり、割引上限を定めたりするのが現状です。

上記契約に反した割引を行うエージェントに対しては、教育機関とエージェント間で結ばれている代理店契約が解消となります。実際に、フィリピンのW校では、割引発覚後、入学拒否という事例もありました。

万が一、現地で発覚した際には、学生も退学となる可能性があります。
ここまできちんと把握をしているカウンセラーやエージェントも少ないと聞きます。




まとめ

売り手側のエージェントが倫理観をもってさえいれば、フェアな競争になるのではないでしょうか。
少なくとも当社であれば、最大で自己手配と同額、つまり最安値の価格設定になっています。

もっと言うならば、

「聞いてた話しと違う。」
「学校が合わない。」


このようなクレームはほとんどいただいたことはありません。

『サポートの質』『情報量』で、フェアな競争をできればと切に願っています。