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バギオ留学のメリット・デメリット


バギオは、首都マニラのあるルソン島北部に位置する都市です。人口は、約32万人。半数以上を20代の若者が占めます。フィリピン国内では格式高き有名観光地として知られ、毎年100万人以上の観光客が訪れる観光都市でもあります。

留学地に不可欠な良好な治安、質の高い講師、快適な気候の3つが揃った留学地として本気で英語を学びたい学生から大きな支持を集めています。留学生の年齢層も幅広く、20代前半から60代のシニアに至るまで英語を学びにバギオを訪れています。

【バギオ留学のメリット】

1. フィリピンなのにエアコン要らずの涼しい気候

バギオはフィリピンのルソン島北部、標高1500メートルに位置する都市です。最高気温は年間を通して20度前後と非常に涼しいです。その快適な気候が日本の避暑地として有名な軽井沢に良く似ているため「フィリピンの軽井沢」の異名を持っています。フィリピンが南国であるということを思わず忘れてしまうような場所です。

バギオは、涼しい気候なのでエアコンを使う必要もありません。エアコンによって身体が冷えやすい女性には身体に負担をかけないので特におすすめしたい場所です。ただし、朝方や夜は少し込むこともあるので、パーカーやトレーナーなど厚手の上着はご持参いただいたほうがいいと思います。
また気温の高い地域に比べ虫が少ないことも注目すべきところでしょう。蚊を媒介して発症するデング熱の発生率も低いです。

2. 誰もが認める良好な治安

バギオは、もともと戦時中にアメリカ軍が建設した避暑地です。そのころからお金持ちや政界人などの富裕層、中間層が多く住んでいます。いわばバギオは富裕層にとっての避暑地なのです。バギオの良好な治安の背景では、その避暑地であるバギオの良好な治安を維持するために富裕層が色々な政治的、経済的な働きかけをしています。昔の政界人や富裕層がバギオを「位の高い人間が訪れる、モラルと教養の象徴」としてデザインしてきたのです。キャンプ・ジョンヘイやカントリークラブのゴルフ施設など高所得者むけの娯楽施設や士官学校の設置などはその象徴と言えるでしょう。

警官の汚職が少ないことでも有名です。理由としては、バギオは財政が安定しているので、警官にもしっかり給料が支払われるのが大きいそうです。ですので、警察も一般市民や観光客からお金を巻き上げるような悪事は働きません。警官の汚職が少ないことは、犯罪率の低下にもいい影響を及ぼしていますバギオはそこまで大きな市ではないので一度罪を犯して地元の警察に目を付けられてしまうと仕事を得たりするのも難しくなります。タクシードライバーが1ペソ単位でおつりを返してくれるのは、バギオの治安を象徴するようなストーリーですが、それも一度通報される仕事を辞めざるを得なくなってしまうことが大きいのでしょう。

加えて、ホームレスや物乞いも少ないです。なぜなら、バギオは朝方と夜は冷え込むので家がないのは死活問題だからです。物乞いの少年や女性が街にでて来ると警官から摘発される場合もあります。市の環境を良好に保つために市が積極的に働きかけをしているのです。バギオの治良好な安は、市民が自ら誇るほどです。

3. フィリピン有数の学園都市

バギオにはフィリピン大学、セントルイス大学、バギオ大学、コーディリエラ大学といったフィリピン国内でも有名な大学が複数存在します。学生の数が多く、人口の半分以上を30歳以下の若者(学生)が占めているほどです。

フィリピンも日本と同様学歴社会の国です。バギオの大学生は地方から集まった優秀な人たちが多いです。もちろん、英語は流暢です。市民の識字率も99%と高いのをみても市の教育制度がしっかりしていることがお分かりいただけると思います。

市のイベントなどに参加すると地元の大学生と関わる機会が多くあり、地元の学生と英語を使って触れ合う触機会にも恵まれます。

加えて、バギオの英語学校の講師の質が高い秘密は、上記のような有名大学を卒業した優秀な人材を講師として仲間に加えることができることです。これはバギオにある語学学校の全てが持っている強みと言えます。

バギオにある語学学校の講師の質が高いことが、留学生の中で話題になっております。その背景には教育に力を入れる地域性が関わっていたのです。
人材の能力や教養の底が高いので、バギオにある語学学校はそれぞれの特徴や強みにあった講師を採用することができます。

【バギオ留学のデメリット】

1. 空港からの移動時間

バギオが抱えるデメリットのひとつは、マニラの空港から遠いということです。最近は、高速道路の工事が進みマニラからバギオ間の移動距離は5時間ほどに縮まっていますが、まだまだ近くなったとは言えません。
ピックアップ時には日本からマニラまでの移動で4時間、その後ピックアップ担当者と合流しさらに5時間ほどの移動となりますので体力的にもきついものがあります。そこは予め知っておいた方がいいでしょう。
ただし、インフラ整備は確実に前進していることも事実です。
2016年度中にはターラックからラ・ユニオンまでを結ぶ高速道路が完成予定ですし、マニラの渋滞を回避するための空港からマニラの高速の入り口までのハイウェイも建設中です。それらすべてが完成すれば恐らく移動時間は3時間半から4時間に縮まると予想されます。

2. 雨季

バギオでは雨季(7月から10月)の湿気に警戒が必要です。日本の雨季のようにジメジメした湿気はないので不快指数は低いのですが、肌で感じられない分、知らぬ間に革製品にカビが繁殖してしまう可能性があります。この時期はなるべく革製品の持参は、避けたほうがいいでしょう。
またアメーバによる腹痛患者も増えます。とくにストリートフードを食べた人に多く発症します。アメーバを防ぐためには、ストリートフードなどはなるべく食べるのを控えたほうがいいかもしれません。学校側も対応を強化し、晴れた時間帯にしっかり換気をすることを生徒さんに促したり、湿気取りを配布したりして対応を強化しているので年々カビやアメーバによる被害は縮小しています。しかし、これらは地域柄自然に発生するものなので生徒さんの理解をしっかりえて個人的な対策もしていただく必要があります。

3.渋滞と排ガス

最近は、車が増えすぎたせいで渋滞が増え、古い車やジプニー(バギオの路線バス)が出す排気ガスの問題も出てきました。
バギオ市民ですら車の通りが多い道のそばを歩くときはマスクをしたり、タオルで口元を覆うようにしています。日本で排気ガスがでる車をほとんど見かけることがなくなりましたが、フィリピンではまだたくさんそういった車が存在します。
近い将来フィリピン政府によってこの問題に対する対策も行われると思いますが、今のところは目に見える動きはおきていません。留学を検討中の方の中には、排気ガスが気になる人、アレルギーを持っている人も少なからずいると思います。留学の前にあらかじめこういった情報を知っておけば、何らかの対策を取ることができるでしょう。

バギオ留学についてさらに詳しくご案内させていただくこともできますので、ご不明点等がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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